入所者80人の全裸姿や下着姿、特養職員が撮影…村が「性的虐待」認定

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北海道西興部(にしおこっぺ)村の特別養護老人ホーム「にしおこっぺ興楽園」で昨年3月、施設職員が全入所者80人の全裸や下着姿を入浴や着替えなどの際に撮影していたことが分かった。
直前に入所者の負傷を見落とす事案があり、施設側は、他にも負傷者がいないか確認するためだったとしているが、村は今年5月に性的虐待だったと認定。道も同月、改善勧告を出した。
道や村などによると、当時の入所者は60~90歳代の男性17人と女性63人。昨年3月、入所者の関係者から村に通報があり、道は介護保険法、村は高齢者虐待防止法に基づき、職員への聞き取り調査などを行った。
撮影を指示した当時の施設長は昨春退職し、施設を運営する社会福祉法人「にしおこっぺ福祉会」は、撮影に関わった職員の上司ら6人について、減俸やけん責とする処分を行った。
この法人が運営する別の障害者施設では今年5~6月、知的障害のある男性入所者を全裸で長時間放置する虐待があったなどとして、道が監査を実施している。

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