スクールバスで児童降ろし忘れ、公表せず 佐渡市は9月に把握

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新潟県佐渡市が民間委託しているスクールバスで4月、運転手が市立小学校の児童を降ろし忘れたことを市教委が把握したにもかかわらず、公表していなかったことが判明した。8日の市議会一般質問で新発田靖教育長が明らかにした。
園児死亡、人的ミスの対処模索 車内放置、技術強化し防ぐ 市教委によると、4月上旬、午後1時半発のスクールバスに低学年の児童が乗車した。運転手は「(児童は)学童保育の利用日」と思い込み、学校から約20分離れた児童の降車場所を通過。午後2時ごろ学校に戻った。児童の家族から「まだ子どもが帰ってきていない」と学校側に連絡があり、次の運行のために車内で待機していた運転手が、後ろから2列目の座席で眠っている児童を発見した。

市教委によると、9月に市民から情報提供があり、事実を把握したという。公表しなかったことについて「事実確認の調査や再発防止策を優先していたため、公表の機会を逸した」と説明し、「再発防止に努める」とした。 今回の問題を受け、市教委は小中学校計19校に対し(1)運転手に安全指導を行う(2)降車場所ごとに児童名簿を作成し、乗降者の確認を徹底する――を文書で通知した。また、運行マニュアルには「乗降時の人数確認」などの安全管理に関する項目がなかったため、新たに追記した。【内田帆ノ佳】
市教委によると、4月上旬、午後1時半発のスクールバスに低学年の児童が乗車した。運転手は「(児童は)学童保育の利用日」と思い込み、学校から約20分離れた児童の降車場所を通過。午後2時ごろ学校に戻った。児童の家族から「まだ子どもが帰ってきていない」と学校側に連絡があり、次の運行のために車内で待機していた運転手が、後ろから2列目の座席で眠っている児童を発見した。
市教委によると、9月に市民から情報提供があり、事実を把握したという。公表しなかったことについて「事実確認の調査や再発防止策を優先していたため、公表の機会を逸した」と説明し、「再発防止に努める」とした。
今回の問題を受け、市教委は小中学校計19校に対し(1)運転手に安全指導を行う(2)降車場所ごとに児童名簿を作成し、乗降者の確認を徹底する――を文書で通知した。また、運行マニュアルには「乗降時の人数確認」などの安全管理に関する項目がなかったため、新たに追記した。【内田帆ノ佳】

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