クレーマーからウソ“通報魔”に「警察署燃やす。爆弾で飛ばす。母親殺した」43歳男 ついに逮捕 警視庁

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警視庁西新井署は、「警察署を燃やす」などの嘘の110番通報を、50回以上繰り返した疑いで、会社員の男を逮捕した。男は、1年ほど前から、クレームなどを繰り返していたとみられている。
足立区西新井本町の会社員・斉藤信吾容疑者(43)は、今月1日午後0時17分から翌2日午前4時41分ごろにかけて、「西新井警察署を燃やす」「爆弾で全部飛ばすかもしれない」などの虚偽の110番通報を、59回繰り返し、警察官の業務を妨げた疑いが持たれている。
斉藤容疑者は、西新井署の近所に居住。虚偽通報の中には「母親を殺した」というものもあり、警察官が、斉藤容疑者宅に駆けつける事態にもなったという。もともと、母親とは不仲だったそうだ。本人によると、通報担当の警察官に「折り返しがない」などと告げたこともあったとのこと。その真意は分かっていない。
調べによると、去年11月から、主に西新井署へのクレームなどを繰り返していた斉藤容疑者。「死にます」などと通報することもあったという。警察署内でも、ある意味、”有名人”だったのだろう。そして、クレーマーから、虚偽の”通報魔”に転じたのか。
”ウソ通報”は、偽計業務妨害が適用されるケースが多いが、「燃やす」「爆弾」などの言葉も飛び出したため、”威力業務妨害”で逮捕されたものとみられる。西新井署の調べに対して斉藤容疑者は、「110番通報はしたが、こんな醜い通報はした覚えはない」と容疑を一部否認している。

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