「子どもの声うるさい」公園廃止へ…長野市職員「直接ご意見頂いたのは1軒」

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長野市にある青木島遊園地。周りには小学校や保育園、児童センターがあり、子どもの遊び場には最適とも思えるこの公園が、なぜ廃止されることになったのでしょうか?
■市職員「直接ご意見頂いたのは1軒のお宅」
長野市公園緑地課 平沢智課長:「多数の利用者があることによって、大きな音や声が発生したという状況になっていた」
2004年に地元からの要望で作られた、この公園。放課後には、児童センターで過ごす子どもたちが集まり、周辺は迎えに来る親たちの車で混み合うこともあったといいます。
対策として、市は公園の出入り口の位置を変えたほか、児童センターに対しても、子どもたちに大人数で遊ぶことを避けるよう指導してきましたが…。
平沢課長:「それ(騒音)をずっと毎日のように繰り返されて聞いていると、色々ご意見もあったのかなというのは、そちらのご意見も、我々は分かります」「(Q.具体的に何人くらいの人の意見だったのか?)我々に直接ご意見頂いたのは、1軒のお宅です」
■近隣住民「ずっと静かにしろは子どもに酷」
児童センターでは、去年3月からは、公園の中で遊ばせること自体を自粛していました。
青木島児童センター館長:「公園を使っていけないとは言ってないんです、その方も。静かに遊ぶのであれば、構わないと言っているんですけど。それは、ちょっと無理だねという話になって。ここは使わないほうが良いだろうね。そういうふうになってしまったのが、現状なんだけどね」
近隣住民:「遊ぶ所が減るから、切ないなと思いました。ずっと静かにしていなさいというのは、子どもには酷ですよね」「送り迎えの車に関しては、大変でしょうね。ここにお住まいの方はね」
市は、この遊園地は「借地」で、「管理費は税金で賄われている。使われていないものに対して、税金を使い続けることはできない」と説明。周辺にある別の公園を利用してほしいと話しています。

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