石破首相 急転直下の辞任表明 田崎史郎氏が明かす2人の仕掛け人「辞める様子が見えないので…」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

政治ジャーナリスト田崎史郎氏が7日、テレビ朝日系「有働Times」(日曜後8・56)に生出演し、石破茂首相の辞任発表を巡る舞台裏を解説した。
石破氏はこの日午後、首相官邸で会見し、「このたび私は自由民主党総裁の職を辞することといたしました」と述べた。首相の座も退き、次期総裁選にも出馬しない意向を示した。
参院選惨敗を受けて党内に吹く石破降ろしの風を受け、8日に事実上の退陣勧告となる総裁選前倒しが決議されるのを前にした、急転直下の動き。田崎氏によると、辞任の決定打となったのは、6日夜の菅義偉副総裁、小泉進次郎農相との会食だったという。
決議は党の分断をさらに広げるというのが、2人の共通の思いだったようで、田崎氏は「それのために総裁選の投票をさせていはいけないというのが菅さん、小泉さんの思い」だったとした。
田崎氏によると、菅氏は5日、石破首相に電話で連絡し「自主的に辞めた方がいいよと進言した」という。ところが、「全然辞める様子が見えないので、進次郎さんが昨日の午前中に菅さんに電話して、“ここは電話だけじゃなくて、4年前自ら辞める決断をした、それを踏まえながら直接、お会いになって説得された方がよろしいのでは”と」と解説。日程調整の上で6日夜、3人での協議が決まり、菅氏が説得したという。
田崎氏は「その間、菅さんと進次郎さんはこの問題を協議しているので、菅さんと進次郎さん主導の退陣劇だと思います」と、自身の見解を語った。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。