岸田首相「W杯森保監督に直電」をツイッター投稿に人気取りの声

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12月2日の早朝、日本列島が歓喜の渦に包まれた。
敗退濃厚かと思われていたが、日本が強豪スペインを破り、グループE組1位で2大会連続の決勝トーナメント(16強)進出を決めた。
「前半にスペインに先制点を奪われ絶望感が漂う中、後半にMF堂安律、田中碧両選手が得点し、逆転勝ちとなりました。特に2点目はゴールラインを割ったかのように見えましたが、ギリギリのところで、三笘薫選手が中央へ折り返しを田中選手が滑り込むように押し込んで決めました。
難しい判断となりましたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のチェックにより、ライン上にボールが残っていたことが判明。日本には大きな大きな追加点が認定されました」(サッカー誌記者)
あと1cmいや、1mmでも外に出ていれば、“ノーゴール”だったかもしれない。まさに“ドーハの奇跡”だ。
そんな中、岸田文雄首相も試合終了直後の午前6時2分にツイッターを更新。
《スペインに勝利!W杯グループリーグ1位突破おめでとうございます!森保監督、選手の皆さんは大きなプレッシャーがかかる中、ここ一番の大勝負で素晴らしい結果を残されました。皆さんの奮闘に心から敬意を表し申し上げます。そしてリーグ突破の喜びを国民の皆さんとともに分かち合いたいと思います。》
と喜びのコメントを書き込んだ。
そしてその2時間後には森保一監督と、日本サッカー協会の田嶋幸三会長へ直接電話をかけ、
「監督どうもおめでとうございました!いま日本中が大いに沸きあがっております。勇気や元気を与えていただいて、みんな本当に感謝しています。いただいた選手のみなさんのサインが入ったユニホームはちゃんと総理大臣室に飾っております。あれを見ながら引き続き応援しますので、次の試合もぜひ頑張ってください」
と応援と感謝の言葉を述べる風景をツイッターに投稿した。
「動画で電話している岸田首相の様子は誰かが至近距離で撮影しており、厳かでダイナミックなBGMまでもがついていました。そして先方に許可を得ているかもわかりませんが、森保監督と話している内容が動画で撮影されそのまま投稿されていました。
よっぽど嬉しかったのでしょうね。国会答弁や会見ではいつも棒読みの首相ですが、珍しく感情を表に出しているように見えました」(テレビ局関係者)
しかし岸田首相のコメント欄には
《祝日にしてください》《岸田さん、次はアンタの番だよ!》
という声もあれば
《増税と電話だけは検討せずにすぐにできるんだな》《支持率回復のためのパフォーマンスだ》
などという便乗に厳しい意見もあり、コメントが殺到している状態だ。
「自身の政治資金のずさんな管理の問題や、閣僚の辞任ドミノなどで過去最低の支持率を更新している岸田首相にとっては、この上なく味方につけたい材料であったことは間違いないでしょう。わざわざ撮影をさせて、BGMまでつけて編集しているわけですからね。
昔から国威発揚のためなど、スポーツと政治は密接な関係にあります。まあ、この国民的なお祝いに岸田首相が乗っかりたい気持ちは痛いほどわかりますね…」(政治ジャーナリスト)
ベスト8へ向け、クロアチア戦への準備に余念がない森保ジャパン。岸田首相のエールはイレブンの後押しになったのだろうか…。

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