5日は桐生で42℃予想 関東では40℃超続出で国内最高記録と最多記録更新の恐れ

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明日5日は関東でこれまでに経験したことないような猛暑となるでしょう。最高気温が群馬県桐生市で42℃予想です。40℃以上が続出し、日本の歴代最高気温や最多記録を更新する恐れがあります。災害級の暑さになるため、最大限の暑さ対策をして、ご自身や家族の命を守る行動を取ってください。
今日4日は石川県で今年初の40℃超

今日4日も猛烈な暑さが続きました。(16時30分現在)全国で最も気温が高かったのは石川県小松市で40.3℃まで上がり、観測史上1位の記録となりました。(石川県内としても最も高い気温)また、今年7府県目の40℃以上を観測した県となりました。そのほかも富山市で39.8℃と40℃に迫るなど、猛烈な暑さとなりました。猛暑日(最高気温35℃以上)地点は276でした。

主な地点の最高気温(15時現在)は、札幌30.0℃、仙台28.0℃、東京都心36.1℃、名古屋36.8℃、大阪37.0℃、広島32.5℃、高知34.1℃、福岡33.2℃、那覇32.7℃でした。
関東ではこれまでに経験したことない暑さ

明日5日は、前線を伴った低気圧が日本海から北海道や東北に進み、前線が東日本~西日本の日本海側にかかかるでしょう。低気圧や前線に近い、北海道や東北、北陸では雨や雷雨で激しい雨が降る所もありそうです。警報級の大雨になる可能性もあるため、土砂災害などにも警戒が必要です。そのほかの地域も雲が、今日4日より増えるため、気温の上がり方は鈍くなりそうです。そのなか、晴れる関東では、経験したことないような猛暑となるでしょう。上空には一年で最も暑い時期に入っていますが、その平年を5℃以上上回る暖気が居座る見込みです。また、アルプス山脈越えることで、より高温になる西よりの風が関東地方に流れ込み、昼間は強い日差しも照り付けるでしょう。複数の気温が上がる要因によって、これまで以上の災害級の暑さとなりそうです。明日5日の予想最高気温は、群馬県桐生市で42℃の予想です。他にも群馬県前橋市・館林市・高崎市・伊勢崎市、埼玉県本庄市・鳩山町、栃木県佐野市・足利市、茨城県筑西市などで41℃です。これまでの国内の歴代最高気温は今年7月30日に兵庫県丹波市(柏原)で観測した41.2℃ですが、これを複数地点で上回る可能性があります。関東ではほかにも、群馬県藤岡市、埼玉県熊谷市・秩父市・久喜市・川越市・所沢市、栃木県小山市、茨城県古河市・笠間市、東京都八王子市・立川市など40℃予想です。これまでの1日に40℃以上の地点の最多は2022年7月1日と2024年7月29日の6地点でしたが、それを関東地方だけで大幅に上回る可能性もあります。(tenki.jp17時予報より)上記以外でも、東京都心37℃、横浜37℃、千葉35℃、さいたま39℃、宇都宮38℃、水戸39℃と体温越えの暑さの所がほとんどでしょう。外での活動は極力控え、エアコンの効いた涼しい室内で過ごすようにしてください。外がこれまでになく高温になるため、エアコンが十分に効かない可能性もあります。温度計で室内の気温を観測し、エアコンの設定温度を調整するなどの工夫も必要です。
まだまだ危険な暑さ 熱中症対策を怠らないで

関東以外の地域も、若干気温は下がるものの、体に堪える暑さが続くでしょう。甲府市39℃、高松市38℃、静岡市・岡山市37℃、福島市・京都市・大阪市36℃など、体温を超える暑さとなりそうです。湿度は高く、蒸し暑くなるでしょう。湿度が高いとより熱中症の危険度が増します。これまっで通り、こまめな水分や適切に塩分を補給し、エアコンも積極的に活用してください。熱中症警戒アラートが、今年最多の39都府県(青森・岩手・宮城・福島・茨城・群馬・埼玉・東京・千葉・神奈川・長野・山梨・静岡・愛知・岐阜・三重・富山・福井・滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山・岡山・広島・島根・鳥取・徳島・香川・愛媛・山口・福岡・大分・長崎・熊本・宮崎・鹿児島(奄美地方を含む)に発表されています。また、熱中症警戒アラートが発表されていない地域でも北海道から沖縄で暑さ指数(予測値)が31以上と熱中症リスクが高いエリアが多くなっています。熱中症対策は万全になさってください。
熱中症の応急処置

熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

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