4日夜、神奈川県横浜市のみなとみらいで花火を打ち上げるための台船で火災が起き、花火大会が中止する事態となりました。この火災について、花火研究家の冴木一馬さんに聞きました。◇ ◇ ◇――映像を見てみますと、爆発している様子、そして複数の花火が上がっている様子が確認できますが、上空に上がらずに暴発しているようにも見えます。どういう状況だと考えられますか「大きな玉が低い位置で爆発してるんですね。低い位置で爆発した“星”と呼ばれる火薬が他の周りの周辺の筒に、火の粉が落ちて、それで周りの花火が一気に暴発している感じです」
――どんなことが原因として考えられるんでしょうか。「一般的に“低空開発”。尺玉ですと 約300m まで上がってから爆発するようになっている。それが例えば50mぐらいの時に爆発するというのは、いわゆる導火線がちょっとぐらついてたりして、全部燃えないうちに横から火の粉が入って途中で爆発してしまう。だから製品不良という形ですね」「低空開発の事故は結構ありまして、私もこの夏、何か所か回ってる間でもう 2 か所見ています。ただ一般的にこんな火事になることはないです」――今日現場となった横浜市では強風注意報が出ていたということですけれども、今回の火災への影響については?「一般的に風で中止になるのは、最大瞬間風速が10m/sになると中止になる。(映像を見ると)今日はそんなに風もないし波も穏やかで、船が揺れて筒が倒れることもないので、見た限りでは低空開発が事故の原因ではないかと推測できます」――火を消し切るまでどれぐらいかかるんでしょう。「普通はちょっとした火であれば台船の上に花火師が数人いて、そこに消火器と防火用水があります。それで大体は消せるんですけども、今回は結構大きな花火の玉が全体的に周りに火が落ちているので、通常よりもやはり暴発してる数が多いですね。これだけ大きな台船の上でなると、乗っている花火師さんだけでは消しきれないのかなと思います」(8月4日放送『news zero』より)
4日夜、神奈川県横浜市のみなとみらいで花火を打ち上げるための台船で火災が起き、花火大会が中止する事態となりました。この火災について、花火研究家の冴木一馬さんに聞きました。
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――映像を見てみますと、爆発している様子、そして複数の花火が上がっている様子が確認できますが、上空に上がらずに暴発しているようにも見えます。どういう状況だと考えられますか
「大きな玉が低い位置で爆発してるんですね。低い位置で爆発した“星”と呼ばれる火薬が他の周りの周辺の筒に、火の粉が落ちて、それで周りの花火が一気に暴発している感じです」
――どんなことが原因として考えられるんでしょうか。
「一般的に“低空開発”。尺玉ですと 約300m まで上がってから爆発するようになっている。それが例えば50mぐらいの時に爆発するというのは、いわゆる導火線がちょっとぐらついてたりして、全部燃えないうちに横から火の粉が入って途中で爆発してしまう。だから製品不良という形ですね」
「低空開発の事故は結構ありまして、私もこの夏、何か所か回ってる間でもう 2 か所見ています。ただ一般的にこんな火事になることはないです」
――今日現場となった横浜市では強風注意報が出ていたということですけれども、今回の火災への影響については?
「一般的に風で中止になるのは、最大瞬間風速が10m/sになると中止になる。(映像を見ると)今日はそんなに風もないし波も穏やかで、船が揺れて筒が倒れることもないので、見た限りでは低空開発が事故の原因ではないかと推測できます」
――火を消し切るまでどれぐらいかかるんでしょう。
「普通はちょっとした火であれば台船の上に花火師が数人いて、そこに消火器と防火用水があります。それで大体は消せるんですけども、今回は結構大きな花火の玉が全体的に周りに火が落ちているので、通常よりもやはり暴発してる数が多いですね。これだけ大きな台船の上でなると、乗っている花火師さんだけでは消しきれないのかなと思います」