「二度あることは三度ある」のか、それとも「三度目の正直」か――。20日に投開票された参院選で石丸伸二代表率いる「再生の道」は10人(東京選挙区1、比例9)を擁立したものの議席獲得はならなかった。1か月前の東京都議選では42人が立候補して全敗したばかりで、石丸氏にとっては屈辱の爍河敗瓠帖G坩を分析した。
石丸氏は20日の会見で「私も含めて候補者、再生の道としてできることはしっかりと全部できたなと感じます」と振り返った。今回の参院選では「教育への投資」を公約とし、議席を取ることを目標に掲げていたが、かなわなかった格好で「党首討論というものに、それこそ地上波で呼んでいただきたかった」と悔やむ場面もあった。
6月の都議選に同党から出馬して落選、翌日に離党して鳥海彩氏(無所属)は「都議選時の経験から想定した上でのお話です」と前置きした上で、次のように敗因を分析した。
「都議選と同様に認知度不足が一番の要因だと思います。石丸さんの認知度は高いですが、そこから『再生の道』への認知に行きつかなかった。そして、石丸さんは平等性を非常に重んじる性格なので、今回も特定の候補への強い肩入れはなかったのではないかと思います。つまり勝てる候補への集中的な応援がなかった。都議選で当選者が出ていれば、その人を広告塔に違う選挙戦を展開できたかもしれませんが、都議選のゼロの影響はあったと思います」
再生の道が19日に赤羽駅東口で行った最終演説には4000人以上の聴衆が集まった。飛び入り参加した2ちゃんねる創設者で実業家のひろゆき氏もニコニコ生放送「【参院選2025】ひろゆき参戦!開票特番LIVE」内で「手を尽くしたとおっしゃってましたけど、やっぱり石丸さんが出ていれば変わっていたんじゃないですか?」と狎鑪ミス瓩鮖愿Δ掘∪亟飮瓩癲屬修譴呂修Δ覆里なと思います」と渋い表情だった。
東京選挙区で落選した吉田あや氏は「引き続き、再生の道と石丸伸二とともに政治をもっと良くしていきたい気持ちに変わりはありません」と決意を語ったが爍河敗瓩留洞舛老茲靴鴇さくなさそうだ。
ちなみに前述の鳥海氏は現在、楽天グループの地域創生事業に戻り、政府の「ふるさと住民登録制度」の制度設計にまつわる提言リーダーとして尽力しているそうで「次の衆院選についても前向きに考えています」と意気込んだ。