フジ日枝氏 辞任要求を拒絶していた「お前は戦わないで辞めるのか」検証番組で明かす

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フジテレビは6日、元タレントの中居正広氏と、元女性アナウンサー・Aさんとのトラブルに端を発する問題の検証番組「検証 フジテレビ問題~反省と再生・改革~」を放送。問題発生時の社内の対応などを検証するとともに、長年権力を握ってきたとされる日枝久元取締役相談役についても取り上げた。
取材に応じた遠藤龍之介元副会長は、1月27日に行われた10時間超の会見前日に日枝氏と面会し、辞任を迫っていたことを公表。約40分間、「あなたがやめていただかないと収束しないんじゃないか」などと説得を続けたが、日枝氏は「辞めない」「お前は戦わないで辞めるのか」などと拒絶の姿勢を貫いたという。同局も日枝氏へ3度にわたって取材を申し込んだが、応じなかったとした。
問題発覚後、番組に出演していなかった佐々木恭子アナウンサーも出演。当時はアナウンス室部長として対応に当たり、Aさんが入院してからは局の連絡窓口を一人で担った。当時を振り返り「私が一人で窓口を務めるのはもう無理です、と言っていれば違ったサポートが組まれていたのかな」と、複雑な思いを吐露した。
また、番組出演者や芸能事務所などとの関係を良好に保つため、女性アナウンサーらが「接待要員」として動員されたと指摘された件に関し、経営幹部らが主導して飲み会を開いていたと説明。メンバーだった女性は「若手で見た目の良い、接待に使える女性だけを集めていた。異常な会だと思う」と述べた。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。