2024年5月に突如SNSで巻き起こった「デカ女」ブーム。その流れに乗って一躍注目を浴びたのがインフルエンサーのミシャさんだ。身長182センチで、ブーツを履けば2メートルを超える。父親がカナダ人で母親が日本人という彼女は、高身長ならではの悩みを数多く抱えていた。
【衝撃画像】「スカートを穿くとお尻が出る」2メートル超え、Hカップのモデル・ミシャさんの“大胆すぎるグラビア写真”を見る(写真多数)
インフルエンサーとして活躍するミシャさん 文藝春秋
ミシャさんの日常生活は、高身長ゆえの苦労の連続だ。服選びひとつとっても、一般的な女性向けのサイズでは対応できないことが多い。
「小学生でママの身長を抜いたので、ママの服を着たりしてました」とミシャさんは語る。さらに成長するにつれ、高身長向けとされる服さえも合わなくなっていった。
「雑誌の背の高い人専用のブランドまで超えちゃったから、ショックでしたね」
特に苦労しているのがスカート選びだ。ミシャさんは「今日はいているスカートも2枚重ねではいています」と明かす。
「ウエストの位置が高くて、股下までも距離があるので普通のスカート1枚だとお尻が出て、ワカメちゃんみたいになっちゃうんですよ。なのでインナースカートをはかないと、スカートもあんまりはけないですね」
お尻のサイズも悩みの種だという。「お尻も大きいからデニムのショートパンツとかスキニーのジーンズとかは入らなくて」と語る彼女は、カナダに行った際に服を購入していたというが、「私ってカナダの中でも身長が高い方なんですよ。だから探すのはカナダでも大変で」と国外でも苦労が絶えない。
ミシャさんは中学生時代、高身長に強いコンプレックスを抱いていた。
「中学校の時は好きな人がいたんですけど、その頃が人生で一番身長が高いことに悩んでいて。自分より身長が低い人は私のことを絶対好きにならないだろうなって思ってました」
周囲からの言葉に傷ついた経験も少なくない。「高校生の頃にタクシーで『顔は綺麗だけどもったいないね。こんなに大きくなっちゃったらお嫁にいけないね』って言われた」ことも鮮明に記憶しているという。
そんな彼女の転機となったのは、服飾の専門学校に進学したことだった。古着屋で海外のヴィンテージドレスと出会い、「もうジャストフィットで『私のために作られたの』って感動して」からは積極的におしゃれを楽しむようになった。
「デカ女ブーム」が起きてからは、世間の目も変わったという。
「前は『でかっ』だったり、ちょっとマイナスな感じの声がよく聞こえてきてたんですけど、『高身長女子かっけえ』みたいな風に見てくれるようになった」
現在はメイドカフェでの経験やコスプレ活動などを通じてフォロワーを増やし、「高身長クリエイター」として活躍。
「昔の私には、高身長で可愛いことをしているような、前を走っている人がいなかったんです。だから自分が高身長だけど厚底を履いたり、ロリータ服を着て発信するだけで、『私もやっていいんだ』って思える子がいると思うんです」と語るミシャさんは、かつての悩みを糧に、同じ悩みを持つ人たちの先駆者となっている。
◆◆◆
このインタビューの全文は、以下のリンクからお読みいただけます。
(「文春オンライン」編集部)