県は12日、トリのフンを吸い込むなどして感染する「オウム病」で、30代の妊婦が死亡したと発表しました。
県内での死亡例の届け出は、初めてということです。
県によりますと、妊娠中だった30代の女性は去年1月、発熱などの症状で医療機関を受診し、その後に死亡が確認されました。
今月5日にオウム病の原因となる細菌「オウム病クラミジア」が検出されたということです。
オウム病はトリのフンを吸い込むなどして感染しますが、女性はトリは飼っていなかったということで、感染経路はわかっていません。
妊婦は免疫力が低下するため、重症化する傾向があると報告されていて、
▼妊婦はハトのたくさんいるところに近づかない
▼トリを飼っている場合は、ほかの家族が掃除をするなどして接触を避ける
と、県は呼びかけています。