中1自殺、教諭は以前から体罰・暴言…「教壇に立たせない対応」迅速にすべきだった

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2019年4月に熊本市立中学1年の男子生徒が自殺した問題で、大西一史市長は22日の定例記者会見で、不適切な指導があったと指摘された小学6年時の担任の男性教諭について、「教壇に立たせない対応はスピーディーにやるべきだった」と述べた。
自殺の原因を調査した市の第三者委員会の報告書によると、教諭は以前から体罰や暴言を繰り返し、16年度に学級担任を外れた。18年度は再び受け持ったが、18年4月に別の児童の胸ぐらをつかむ暴行をしたとして、熊本区検に書類送検された。同年9月に不起訴(起訴猶予)となった。
自殺した生徒の保護者らは19年3月、教諭の処分を求める嘆願書を市教育委員会に提出し、大西市長の後援会にも届けていた。大西市長は、「事実関係を把握し、適切に対処するよう教育委員会と情報共有した」と述べ、もっと強く対応すべきだったとした。

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