【独自】「許可が必要なことは知らなかった」山手線で爆音・ホームで“バク宙”…迷惑系なのにファン集結し混乱 来日したドイツ人インフルエンサーを追跡

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSで今、批判が殺到している動画。巨大なスピーカーを手に、突然電車内で爆音を響かせる外国人男性。
あろうことか、駅のホームで“バク宙”をしたのだ。迷惑行為を繰り返していたのは、海外で人気のインフルエンサーだった。
「イット!」は、来日中に都内各地で危険なパフォーマンスを行う姿を追跡取材した。
すると、そこでは多くのファンたちが詰めかけ、歩道橋が歩けなくなるほどの混乱状態となっていた。
さらに、本人に直撃取材をすると、驚くべき答えが返ってきた。
18歳ドイツ人インフルエンサー:すごく興奮しているよ。この行為を世界中でやっているけど違法性はないから大丈夫。
動画を投稿したのは、SNSで100万人近いフォロワーを持つ18歳のドイツ人男性。
先週木曜日の17日に来日してすぐ、動画を投稿した。場所は、JR山手線の車内。男性の特徴はキャリーケース型のスピーカーから大音量で音楽を流す迷惑行為だ。
電車が渋谷駅に到着すると、突然ホームへと飛び出していった。そして多くの人が行き交う中、“バク宙”をした。
混雑する駅で行われた迷惑行為はこれだけではなかった。
翌18日には、また山手線内で爆音を響かせた。周りの乗客は、けげんな表情を浮かべていた。
電車がJR恵比寿駅に到着すると、またしても駅のホームでアクロバティックな“バク宙”を披露していた。
この外国人インフルエンサーは日本に滞在中、都内で撮影した“バク宙動画”を次々と投稿した。
こうした迷惑行為に、「人がいるのに危ない」などの批判が相次ぐ中、外国人インフルエンサーが都内の公園でパフォーマンスをすると投稿。「イット!」の取材班がその場所に訪れると…。
外国人男性が姿を現すと、すぐに集まったファンらに囲まれてしまった。多くの人を叫びながら移動し、代々木公園にはすごい人だかりができていた。
100人ほどの若者らが叫び声を上げるなど、現場は異様な光景に。この騒ぎに、警備員がたまらず注意したが、撮影許可を取っていなかったため、警備員はこのあと警察に110番通報したという。
インフルエンサーを知る大学生は、「警備員さんと話をしたら、申請したら全然できることを申請しないでやっていたみたいで、それはちょっと迷惑だったのかなと思います」と話した。
迷惑行為をしているにもかかわらず、なぜこのインフルエンサーは人気なのだろうか。
インフルエンサーを知る大学生は、「普通の人にできないことを堂々とやるところですかね」とその理由を語った。
20日、「イット!」は、男性の出没情報を再びキャッチすると、集まったファンが路上に群がり、一時混乱する場面があった。
外国人男性を追いかけるため、信号無視をする人の姿が。さらに車道にはみ出し、車がスレスレを走っていた。
本人にあらためて取材すると、迷惑行為について、「(日本語で)スミマセン。日本に来たのはコンテンツをつくるためだよ。許可が必要なことは知らなかったんだ」と謝罪した。
「ありがとう」との言葉を残して21日、日本を離れた人気のインフルエンサー。
JR東日本は今回の迷惑行為について、「外国語も含めて駅や車内放送によるマナー向上の呼びかけやガードマンらによる駅構内や車内の巡回を引き続き努めていきます」とコメントしている。(「イット!」4月21日放送より)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。