傷害の疑いで逮捕された広末涼子容疑者について勾留が決定しました。これによって広末容疑者は最大で今月19日まで勾留されることになります。 ◇事件発生から約70時間。傷害の疑いで逮捕された広末涼子容疑者。勾留か、釈放か。その判断がつい先ほどくだされました。高山基彦記者(静岡第一テレビ)午後5時すぎ「広末容疑者の勾留決定の一報が出ますと、現場は一気に慌ただしくなりました」裁判所は、静岡地検浜松支部の傷害の容疑についての勾留請求を認めました。これによって広末容疑者は、最大で今月19日まで勾留されることになります。静岡地検浜松支部は勾留請求の理由について明らかにしていません。
10日、事件を巡って都内の住宅地で動きがありました。午前10時前、静岡県警の捜査員が訪ねたのは広末容疑者の自宅。目的は家宅捜索です。捜査員がドアを開け次々と中へ入っていきました。捜索の容疑は逮捕の容疑とは別の「危険運転傷害」です。8日未明、静岡県内の病院で現行犯逮捕された広末容疑者。この時の容疑が女性看護師に暴行を加えケガをさせた傷害の疑いです。事件前には自身が運転する車が大型トレーラーに追突する事故を起こしました。この時、同乗していたマネージャーとみられる男性がケガをしました。 ◇家宅捜索の狙いについて元神奈川県警で、捜査一課長や交通部長を務めた鳴海達之さんは指摘します。元神奈川県警捜査一課長・交通部長 鳴海達之氏 「高速道路交通警察隊が現場に行って挙動がおかしいと。なぜそうなったかが問題」事故や事件の前後、様々な場所で確認された広末容疑者の“不審な言動”の理由を調べるためだといいます。捜査関係者によると、事件の前日、奈良県からの仕事帰りに、浜松市内のサービスエリアに立ち寄った広末容疑者。そこで…「広末でーす」こう言って、見知らぬ人に声をかけ体を触ったり、大声を上げたりしていたといいます。事故直後には…映像提供者「女性が体育座りのようなかたちで、うずくまっているところを、男性が肩を寄せるような感じで一緒に座っていたように見えました」高速道路上で、広末容疑者は立ったり座ったり、歩き回ったり。落ち着かない様子が続き、搬送された病院では、診察を待つ間、歩き回り、止めようとした看護師の足を複数回蹴るなどの暴行を加え、ケガをさせたとして現行犯逮捕されました。取り調べ中も、腕をばたつかせて落ち着きがなかったり、大声を上げたり…。こうした“不審な行動”などを踏まえ、警察はあらゆる可能性を視野に捜査を進めてきました。そして、10日午前11時半すぎ、広末容疑者の自宅の捜索が終了。捜査員が押収物を入れた箱を車に積み込み、広末容疑者宅を後にしました。捜査関係者によると、10日の家宅捜索では自宅から違法薬物などは見つからなかったということです。こうした中、裁判所はつい先ほど静岡地検浜松支部の勾留請求を認めました。この決定に鳴海氏は。元神奈川県警捜査一課長・交通部長 鳴海達之氏「勾留が認められたということになると、傷害の事件に関して事件自体を認めていない、自分が犯人じゃありません、ということを話しているのか、精神的に不安定になっていたのでよく覚えていないという供述をするのか。いずれにしても、私(広末容疑者)がやったことに間違いないですという話は、おそらくしていないんだと思う」「釈放してしまうと継続して取り調べができないという支障が出る。言葉のキャッチボールができていなくて、取り調べが未了ですよと、できませんよという理由があるなら、勾留請求があれば認めざるを得ない」──今後、考えられる捜査は?鳴海達之氏「引き続きの取り調べしかない。現行犯で逮捕されている。被害者がいて目撃した警察官がいれば、その話をもとにして、広末容疑者が否認しても傷害で立件はできると思う」 ◇広末容疑者は傷害の疑いで最大、今月19日まで勾留されることとなります。(4月10日午後5時50分ごろ放送『news every.』より)
傷害の疑いで逮捕された広末涼子容疑者について勾留が決定しました。これによって広末容疑者は最大で今月19日まで勾留されることになります。
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事件発生から約70時間。傷害の疑いで逮捕された広末涼子容疑者。勾留か、釈放か。その判断がつい先ほどくだされました。
高山基彦記者(静岡第一テレビ)午後5時すぎ「広末容疑者の勾留決定の一報が出ますと、現場は一気に慌ただしくなりました」
裁判所は、静岡地検浜松支部の傷害の容疑についての勾留請求を認めました。これによって広末容疑者は、最大で今月19日まで勾留されることになります。静岡地検浜松支部は勾留請求の理由について明らかにしていません。
10日、事件を巡って都内の住宅地で動きがありました。午前10時前、静岡県警の捜査員が訪ねたのは広末容疑者の自宅。目的は家宅捜索です。
捜査員がドアを開け次々と中へ入っていきました。捜索の容疑は逮捕の容疑とは別の「危険運転傷害」です。
8日未明、静岡県内の病院で現行犯逮捕された広末容疑者。この時の容疑が女性看護師に暴行を加えケガをさせた傷害の疑いです。
事件前には自身が運転する車が大型トレーラーに追突する事故を起こしました。この時、同乗していたマネージャーとみられる男性がケガをしました。
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家宅捜索の狙いについて元神奈川県警で、捜査一課長や交通部長を務めた鳴海達之さんは指摘します。
元神奈川県警捜査一課長・交通部長 鳴海達之氏 「高速道路交通警察隊が現場に行って挙動がおかしいと。なぜそうなったかが問題」
事故や事件の前後、様々な場所で確認された広末容疑者の“不審な言動”の理由を調べるためだといいます。
捜査関係者によると、事件の前日、奈良県からの仕事帰りに、浜松市内のサービスエリアに立ち寄った広末容疑者。そこで…
「広末でーす」
こう言って、見知らぬ人に声をかけ体を触ったり、大声を上げたりしていたといいます。事故直後には…
映像提供者「女性が体育座りのようなかたちで、うずくまっているところを、男性が肩を寄せるような感じで一緒に座っていたように見えました」
高速道路上で、広末容疑者は立ったり座ったり、歩き回ったり。落ち着かない様子が続き、搬送された病院では、診察を待つ間、歩き回り、止めようとした看護師の足を複数回蹴るなどの暴行を加え、ケガをさせたとして現行犯逮捕されました。
取り調べ中も、腕をばたつかせて落ち着きがなかったり、大声を上げたり…。こうした“不審な行動”などを踏まえ、警察はあらゆる可能性を視野に捜査を進めてきました。
そして、10日午前11時半すぎ、広末容疑者の自宅の捜索が終了。
捜査員が押収物を入れた箱を車に積み込み、広末容疑者宅を後にしました。
捜査関係者によると、10日の家宅捜索では自宅から違法薬物などは見つからなかったということです。
こうした中、裁判所はつい先ほど静岡地検浜松支部の勾留請求を認めました。
この決定に鳴海氏は。
元神奈川県警捜査一課長・交通部長 鳴海達之氏「勾留が認められたということになると、傷害の事件に関して事件自体を認めていない、自分が犯人じゃありません、ということを話しているのか、精神的に不安定になっていたのでよく覚えていないという供述をするのか。いずれにしても、私(広末容疑者)がやったことに間違いないですという話は、おそらくしていないんだと思う」
「釈放してしまうと継続して取り調べができないという支障が出る。言葉のキャッチボールができていなくて、取り調べが未了ですよと、できませんよという理由があるなら、勾留請求があれば認めざるを得ない」
──今後、考えられる捜査は?
鳴海達之氏「引き続きの取り調べしかない。現行犯で逮捕されている。被害者がいて目撃した警察官がいれば、その話をもとにして、広末容疑者が否認しても傷害で立件はできると思う」
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広末容疑者は傷害の疑いで最大、今月19日まで勾留されることとなります。