愛子さま「お伊勢参りの先延ばし」の背景にある“圧倒的人気”と“愛子天皇待望論”

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誰にとっても、成人は人生の大きな節目だ。特に皇室にお生まれになったかたにとって「成年皇族」になることの意味は重い。天皇家の長女・愛子さまにとって、成人後の1年間はどうだっただろう。
【写真】白のセットアップで佳子さまと並ぶ愛子さま。他、髪を耳上にアップにされた愛子さまの横顔、雅子さまと登校される姿も 12月1日、愛子さまは21才の誕生日を迎えられる。昨年12月にローブ・デコルテをお召しになって成年行事に臨まれ、今年3月には成年会見で聡明さを際立たせられたが、この1年間で愛子さまが国民の前に姿を見せられたのは、数えるほどだ。

「現在学習院大学3年生の愛子さまには『学業優先』の方針があるとされています。皇族としてのお出ましはおろか、成年を迎えた皇族にとっての慣例でもある伊勢神宮参拝も、まだ済まされていません」(宮内庁関係者) 伊勢神宮は皇族にとって特別な存在だ。皇族の祖先神とされる天照大神などが祀られており、現代に至るまで、天皇をはじめ皇族は即位や退位、結婚などの節目ごとに、伊勢神宮へ足を運び“報告”してきた。秋篠宮家の長女・眞子さんは成人を迎えた翌月の2011年11月に、次女・佳子さまは成年から3か月後の2015年3月に、伊勢参拝をされた。「成人の報告は20才になったらすぐに、というわけではありませんが、本来であれば愛子さまも、すでに参拝を済ませられていていい頃です」(前出・宮内庁関係者) 今年10月には今春高校生になられた悠仁さまが伊勢神宮を参拝された。次こそは愛子さまの番──伊勢神宮周辺の住民は、そのお出ましをいまかいまかと心待ちにしている。「ところが、愛子さまの伊勢参拝については具体的な予定がまったく聞こえてきません。次の誕生日を迎えてしまえば、成人から丸1年が過ぎ“越年”してしまいます。異例の事態に、宮内庁内でも心配する声が上がっています」(別の宮内庁関係者) 愛子さまが伊勢参拝を先延ばしにされる理由は、その“圧倒的人気”にもあると皇室関係者は言う。「自然体でありながら品格を感じさせ、ご立派に務められた成年会見以降、皇族としての愛子さまの存在感は確固たるものとなりました。その愛子さまが参拝されるとなれば、多くの人が殺到するでしょう。人が集まれば密になり、新型コロナの感染拡大を促しかねません。これは絶対に避けなくてはならないこと。すでに第8波に入ったという報道もされており、判断を保留にせざるを得ないのでしょう」 愛子さまが多くの人を集めるであろうことは、11月12・13日に天皇皇后両陛下が兵庫県に足を運ばれた際の様子からも容易に想像できる。「全国豊かな海づくり大会」の式典会場はもちろんのこと、訪問先の水産技術センターや理化学研究所、空港や滞在先のホテルに至るまで、両陛下の行く先々で、大勢の人が集まり歓迎していた。 特に、式典で陛下のネクタイと色を合わせた鮮やかな青色のスーツを着こなされた雅子さまは、どこででも大きな歓迎の声を受け、お元気そうな笑顔で手を振って応えられた。「到着時、神戸空港には、『大声を出さないように』というプラカードを持ったスタッフがいましたが、いざ雅子さまを目の当たりにすると思わず『雅子さま?!』と叫んでしまう人もいました」(居合わせた人) 自然発生的にあがる歓迎の声は、コロナ禍によってままならなかった皇室と国民との交流が再び始まったことを喜ぶ声でもあったのだろう。そうした状況下で、これまで国民との対面が極端に制限されていた愛子さまが、伊勢神宮を参拝されたら──お出迎えをしたいという人たちの熱意、歓喜の渦は大きく広がるだろう。 愛子さまが「お伊勢参り」できない状況に耐え忍ばれるのには、別の理由もある。「国民の前に姿を見せられる機会が増えれば、“愛子天皇待望論”が再燃する可能性があります。大学生のうちは学業優先という名目も通用するので、もしかしたら大学を卒業されるまで、伊勢参拝は控えられるのかもしれません」(皇室ジャーナリスト)「姿勢キープ」にお疲れも 両陛下は、英エリザベス女王の葬儀参列を境に、地方公務を解禁された。「いまだ療養中である雅子さまも、日帰りの栃木に続き、沖縄そして今回の兵庫と宿泊を伴う地方公務を立て続けにこなされています。特に兵庫では、余裕さえも垣間見られました。スーパーコンピュータ『富岳』を見学された際に、陛下が一瞬、取材ポイントでの立ち位置に迷われたんです。すると雅子さまがサッとカメラマン側に視線を向け、さりげなくサポートされました」(皇室記者) ご両親が順調に公務に邁進される一方で、愛子さまは公務はおろか、通学も控えられ、外出を徹底的に避けられているという。「両陛下が公務を再開されている以上、愛子さまの通学も問題ないという見方もあります。しかしピークは過ぎたといっても、コロナが完全に収束したわけではないので、愛子さまとしてはもう少し様子を見たいと、慎重な姿勢を貫かれているのでしょう」(前出・皇室記者) 愛子さまのお考えを、両陛下はあたたかく受け止められているという。「“見守る”というのが両陛下の変わらないスタンスです。公務については学業を優先する、その学業についてもオンラインでという愛子さまのお考えを、両陛下も尊重されているのでしょう」(前出・皇室記者) 2020年4月に学習院大学に進学されて以降、ほとんどキャンパスに足を運ばれていないが、そう特別なことではないという。「現在でも、学生の約半数がオンライン授業を選択していますし、キャンパス内でも4人以上での飲食は禁止されるなど、大学での感染対策はいまだに徹底されています。愛子さまが通学されないのも、不思議ではないのです」(学習院関係者) しかし、おこもりの時間が長くなればなるほど、お出ましへの期待は大きくなり、愛子さまが乗り越えなくてはならないハードルは高くなる。「愛子さまは生来、人見知りで恥ずかしがり屋でもあります。幼い頃などは特に、沿道などに多くの人が集まる様子を見て、戸惑いや恐怖を感じておられたともいわれます。成年会見は立派に務められた愛子さまですが、成年皇族として単独で国民と直接対面するとなったら勝手は異なるでしょう」(前出・皇室記者) 愛子さまは11月5日、皇居で行われた秋季雅楽演奏会を佳子さまと一緒に鑑賞された。そこでは、公務の“先輩”である佳子さまとの差異も見受けられたという。「佳子さまは鑑賞の最初から最後まで背筋がピンと伸びておいででしたが、愛子さまは、途中から姿勢のキープに少しばかりお疲れになっているように見えました。おこもりの弊害が出ていると感じました。場数を踏まれることで、こうしたこともなくなっていくと思うのですが……」(前出・皇室記者) 愛子さまの“おこもり生活”は、いましばらく続きそうだ。※女性セブン2022年12月1日号
12月1日、愛子さまは21才の誕生日を迎えられる。昨年12月にローブ・デコルテをお召しになって成年行事に臨まれ、今年3月には成年会見で聡明さを際立たせられたが、この1年間で愛子さまが国民の前に姿を見せられたのは、数えるほどだ。
「現在学習院大学3年生の愛子さまには『学業優先』の方針があるとされています。皇族としてのお出ましはおろか、成年を迎えた皇族にとっての慣例でもある伊勢神宮参拝も、まだ済まされていません」(宮内庁関係者)
伊勢神宮は皇族にとって特別な存在だ。皇族の祖先神とされる天照大神などが祀られており、現代に至るまで、天皇をはじめ皇族は即位や退位、結婚などの節目ごとに、伊勢神宮へ足を運び“報告”してきた。秋篠宮家の長女・眞子さんは成人を迎えた翌月の2011年11月に、次女・佳子さまは成年から3か月後の2015年3月に、伊勢参拝をされた。
「成人の報告は20才になったらすぐに、というわけではありませんが、本来であれば愛子さまも、すでに参拝を済ませられていていい頃です」(前出・宮内庁関係者)
今年10月には今春高校生になられた悠仁さまが伊勢神宮を参拝された。次こそは愛子さまの番──伊勢神宮周辺の住民は、そのお出ましをいまかいまかと心待ちにしている。
「ところが、愛子さまの伊勢参拝については具体的な予定がまったく聞こえてきません。次の誕生日を迎えてしまえば、成人から丸1年が過ぎ“越年”してしまいます。異例の事態に、宮内庁内でも心配する声が上がっています」(別の宮内庁関係者)
愛子さまが伊勢参拝を先延ばしにされる理由は、その“圧倒的人気”にもあると皇室関係者は言う。
「自然体でありながら品格を感じさせ、ご立派に務められた成年会見以降、皇族としての愛子さまの存在感は確固たるものとなりました。その愛子さまが参拝されるとなれば、多くの人が殺到するでしょう。人が集まれば密になり、新型コロナの感染拡大を促しかねません。これは絶対に避けなくてはならないこと。すでに第8波に入ったという報道もされており、判断を保留にせざるを得ないのでしょう」
愛子さまが多くの人を集めるであろうことは、11月12・13日に天皇皇后両陛下が兵庫県に足を運ばれた際の様子からも容易に想像できる。「全国豊かな海づくり大会」の式典会場はもちろんのこと、訪問先の水産技術センターや理化学研究所、空港や滞在先のホテルに至るまで、両陛下の行く先々で、大勢の人が集まり歓迎していた。
特に、式典で陛下のネクタイと色を合わせた鮮やかな青色のスーツを着こなされた雅子さまは、どこででも大きな歓迎の声を受け、お元気そうな笑顔で手を振って応えられた。
「到着時、神戸空港には、『大声を出さないように』というプラカードを持ったスタッフがいましたが、いざ雅子さまを目の当たりにすると思わず『雅子さま?!』と叫んでしまう人もいました」(居合わせた人)
自然発生的にあがる歓迎の声は、コロナ禍によってままならなかった皇室と国民との交流が再び始まったことを喜ぶ声でもあったのだろう。そうした状況下で、これまで国民との対面が極端に制限されていた愛子さまが、伊勢神宮を参拝されたら──お出迎えをしたいという人たちの熱意、歓喜の渦は大きく広がるだろう。
愛子さまが「お伊勢参り」できない状況に耐え忍ばれるのには、別の理由もある。
「国民の前に姿を見せられる機会が増えれば、“愛子天皇待望論”が再燃する可能性があります。大学生のうちは学業優先という名目も通用するので、もしかしたら大学を卒業されるまで、伊勢参拝は控えられるのかもしれません」(皇室ジャーナリスト)
両陛下は、英エリザベス女王の葬儀参列を境に、地方公務を解禁された。
「いまだ療養中である雅子さまも、日帰りの栃木に続き、沖縄そして今回の兵庫と宿泊を伴う地方公務を立て続けにこなされています。特に兵庫では、余裕さえも垣間見られました。スーパーコンピュータ『富岳』を見学された際に、陛下が一瞬、取材ポイントでの立ち位置に迷われたんです。すると雅子さまがサッとカメラマン側に視線を向け、さりげなくサポートされました」(皇室記者)
ご両親が順調に公務に邁進される一方で、愛子さまは公務はおろか、通学も控えられ、外出を徹底的に避けられているという。
「両陛下が公務を再開されている以上、愛子さまの通学も問題ないという見方もあります。しかしピークは過ぎたといっても、コロナが完全に収束したわけではないので、愛子さまとしてはもう少し様子を見たいと、慎重な姿勢を貫かれているのでしょう」(前出・皇室記者)
愛子さまのお考えを、両陛下はあたたかく受け止められているという。
「“見守る”というのが両陛下の変わらないスタンスです。公務については学業を優先する、その学業についてもオンラインでという愛子さまのお考えを、両陛下も尊重されているのでしょう」(前出・皇室記者)
2020年4月に学習院大学に進学されて以降、ほとんどキャンパスに足を運ばれていないが、そう特別なことではないという。
「現在でも、学生の約半数がオンライン授業を選択していますし、キャンパス内でも4人以上での飲食は禁止されるなど、大学での感染対策はいまだに徹底されています。愛子さまが通学されないのも、不思議ではないのです」(学習院関係者)
しかし、おこもりの時間が長くなればなるほど、お出ましへの期待は大きくなり、愛子さまが乗り越えなくてはならないハードルは高くなる。
「愛子さまは生来、人見知りで恥ずかしがり屋でもあります。幼い頃などは特に、沿道などに多くの人が集まる様子を見て、戸惑いや恐怖を感じておられたともいわれます。成年会見は立派に務められた愛子さまですが、成年皇族として単独で国民と直接対面するとなったら勝手は異なるでしょう」(前出・皇室記者)
愛子さまは11月5日、皇居で行われた秋季雅楽演奏会を佳子さまと一緒に鑑賞された。そこでは、公務の“先輩”である佳子さまとの差異も見受けられたという。
「佳子さまは鑑賞の最初から最後まで背筋がピンと伸びておいででしたが、愛子さまは、途中から姿勢のキープに少しばかりお疲れになっているように見えました。おこもりの弊害が出ていると感じました。場数を踏まれることで、こうしたこともなくなっていくと思うのですが……」(前出・皇室記者)
愛子さまの“おこもり生活”は、いましばらく続きそうだ。
※女性セブン2022年12月1日号

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