中居正広氏(52)の女性トラブルを巡るフジテレビの第三者委員会の調査報告を受け、スポンサー対応が注目される中、スポンサー各社が本紙の取材に応じた。
第三者委は3月31日、394ページにわたる報告書を公表。当時同局アナウンサーだった被害女性が「業務の延長線上で、中居氏から性暴力による重大な人権侵害の被害を受けた」と認定した。
会見から一夜明け、女性は代理人弁護士を通じコメントを発表。「本事案後の中居氏と編成部長であったB氏とのやりとりやフジテレビの当時の港社長らの対応など、この調査報告書で初めて知った事実も多く」とし、「改めてやり切れない気持ちにもなっています」と心境を打ち明けた。
「くいしん坊!万才」を一社提供で放送していたキッコーマンは、「CM出稿や『くいしん坊!万才』の再開について、現時点で決まっていることはありません」と回答した。同番組は1974年から放送されている長寿番組。中居氏の女性トラブルを巡る一連の問題を受け、キッコーマンがフジ側に1月26日放送分から休止を要請していた。
トヨタは「広告出稿の再開について未定ですが、当社のスタンスは下記の通りですので、お伝えいたします」と声明を発表。「“トヨタはグローバルにBtoCビジネスを行っており、メディアへの出稿・協賛についても、お客さまやステークホルダーの皆さまから共感を得られる形で行ってまいりたいと考えております”」とした。トヨタ自動車は1月18日にフジで放映しているCMを当面差し止めると明らかにした。