【転換期】“メンズスーツ”注文する女性急増 “サイズ感大”動きやすさとポケット数など機能性重視…学校や警察官の制服も変化

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進学や就職など、新生活のスタートとなる節目の時期。期待に胸を膨らませ、新生活の準備を進めているという人も多い中、いま、働く女性の服装に“ある変化”が起きている。その注目のファッションとはーー。
「やっぱり動きやすいです、そんなにあんまり気にしなくていいというか」(40代女性)「どんな洋服とかにも、合わせやすかったり」(10代)「逆に華奢に見えるのかな…みたいな思います」(20代)
女性から注目される“ある服装”のキーワードは「ジェンダーレス」。
福岡市内の中学校では、2020年から男女共通の「標準服」を導入した。
従来は、男子生徒は学生服、女子生徒はセーラー服だったが、多様化を尊重し、ブレザーを採用。女子生徒はスカートとスラックスを選ぶことができる。
また、3月21日には女性警察官の「スカート廃止」を発表。仕事をする上で機能性を重視したスタイルに変わりつつある。
一方で、新社会人にもある変化があった。
記者リポート:いま女性に注目されているのがこちら、メンズスタイルのスーツです。
全国に展開するビジネスウェア大手の「洋服の青山」の店舗では、スーツやカジュアルウェアなど幅広いアイテムがある中、いま、メンズスーツを求める女性が増えているという。
洋服の青山・天神国体道路店 新川彩花レディスマネージャー:ビジネスウェアの変化とともに、メンズスーツ、メンズのオーダースーツをお作りになられる方は非常に増えてまいりました。
800人以上の女性に行った調査によると、年代を問わず、25.18%の女性が「メンズスタイルでのオーダースーツを仕立ててみたい」と回答。
店頭でも、メンズスーツを仕立てる女性が多くなっているという。
記者リポート:メンズスタイルのスーツ、実際に私も着てみました。確かにサイズ感が大きめで動きやすいです。
細身でデザイン性を重視したレディーススーツに比べ、メンズスーツは、動きやすさやポケットの数など機能性を重視して作られていることが人気の一因になっているようだ。
洋服の青山・天神国体道路店 新川彩花レディスマネージャー:シルエットがタイトではない分、着心地もすごくレディースのスーツに比べて楽ですし、ポケットの機能面に関しては、名刺など持ち歩く部分ではポケットがあってよかったと思う場面が多いので、そこも魅力の一つかなと思います。
時代とともに変化し続けるファッション。いま、ビジネスシーンで、転換期を迎えているようだ。(「イット!」 3月27日放送)

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