学習端末から職員室の会話漏れ、市教委「大変不安を与え謝罪」…生徒への個人的感情も録音

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山口県内の公立中学校で、職員室の会話が生徒の学習用タブレット端末を通じて漏えいした問題で、同県岩国市教育委員会は17日、記者会見を開き、管内の中学校であることを明らかにした。
守山敏晴教育長は「子どもたちや地域の方に大変不安を与え、謝罪申し上げます」と陳謝した。
市教委によると、再発防止策として、今月10日、全小中学校45校に端末の管理を徹底するよう求めた。今後、職員室に端末を置く場合は電源を切ることを通知する。今回、漏えいが起きた学校から要請があれば、スクールカウンセラーを派遣するという。
学校によると、10月末、複数の生徒が忘れた端末を教諭が職員室で保管した際、1台の録音機能が作動。生徒への個人的感情などの会話が録音され、翌日、返却された生徒が複数の生徒に録音データを送った。生徒の1人はショックを受け、今月上旬から登校できなくなっている。

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