横浜市は13日、市内の30代女性が「はしか」に感染したと発表した。直近の海外渡航歴はなく、国内で感染したとみられる。市内では2月に3年ぶりとなる感染者が確認され、女性は5人目。
市保健所によると、女性は6日に発熱し、主に自宅で過ごしていたが40度を超える熱と咽頭痛で12日に市内医療機関に入院。13日に陽性と判明した。現在は快方に向かっている。6日朝に市営バスを利用したという。
はしかは空気や飛沫(ひまつ)で感染し、重症化すると肺炎や脳炎を引き起こす。市保健所は「感染報告数が増え、はやり始めている」として警戒するとともに、2回のワクチン接種を呼びかけている。