天井から伸びる“白い手”の正体は害獣?狂犬病になる恐れも…駆除業者が危険性を指摘

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東京都内、三鷹の住宅でまさかの出来事が起きた。部屋の天井から現れたのは、人の手のようなもの……、だがその正体は住居に侵入したアライグマだった。
【映像】天井から伸びる“手”に恐怖(実際の動画)
住人は「明け方ごろに騒音で起きてしまい、眠れないことがありました。たまにケンカしているような鳴き声も聞こえました」と明かした。
害獣駆除業者ハウスプロテクトの岩田俊さんは、「本当に人間と同じ手をしている。指があって爪があって自在に動かせる。換気扇みたいなものを外して入ってきちゃって、そういうケースもある」「天井裏のリビングの上とかエアコン、暖房がついている真上の天井裏が一番被害が多い」と、アライグマによる被害について説明。
日本人が知るアライグマは「可愛い」「健気」「愛くるしい」と、かつての人気アニメ『あらいぐまラスカル』のイメージがあるが、岩田さんは「可愛いは可愛いが、見た目だけ」と言い切ると、「近づいては駄目。特に子どもがいるとき。臆病な性格なので、向こうから何かしてくるわけではない。こっちからちょっかいを出すと攻撃してくる」と警鐘を鳴らす。
さらにウイルスやダニなどもいるため、触れて人の皮膚に寄生すると激しいかゆみに見舞われる可能性もあるというアライグマ。岩田さんは「文句なく一番怖いのは狂犬病」と、噛まれたり、引っかかれたりすると、傷口からウイルスが侵入して発症する可能性を指摘し、むやみに近づかないほうがいいと注意を促した。
さらにアライグマは特定外来生物に指定されており、駆除依頼は年々増加。東京都だけでも2023年の1年間で1300匹ものアライグマが捕獲されているという。
岩田さんは「特定外来種なので、その場から動かせない。なので基本は追い出すという選択肢になることが多い。打つ手なしというのも変な話だが」と、現状の対策のもどかしさについて語った。
(『ABEMA的ニュースショー』より)

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