去年4月、大分市の港に停泊中の大型貨物船で、男性運転手が大型トラックと船の壁に挟まれて死亡した事故で、大分労働基準監督署は事故防止を怠ったなどとして、港湾荷役会社と作業責任者を書類送検しました。
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労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されたのは、大分市大在にある港湾荷役会社と、41歳の男性作業責任者です。
大分労働基準監督署によりますと、この事故は去年4月23日、大分市の大在公共ふ頭に停泊中の大型貨物船で、男性運転手(当時54)が大型トラックとコンテナを連結させる作業中、動き出したトラックと船の壁に挟まれ死亡したものです。
男性作業責任者は事故当時、死亡した男性が運転席を離れる際、エンジンを止めさせ、ブレーキを確実にかけさせるなど、停止状態を保持する防止策を講じなかった疑いです。また、会社は違反行為を防止するための措置を怠った疑いが持たれています。
大分労働基準監督署は認否について明らかにしていません。