NHK番組、ネトフリでCM付き配信…基準違反の恐れ「詳しい説明受けてない」

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米動画配信大手ネットフリックスで今月から、NHKの番組が広告付きで国内配信されており、同局のインターネット活用業務実施基準に違反する恐れがあることが、10日分かった。
実施基準は、広告収入を目的とする動画配信サービスで、同局がCMを流していると誤解を生じさせる恐れがある場合は番組を提供しないと規定している。しかし、ネットフリックスが今月4日から、番組冒頭などにCMが流れる低価格プランを開始したことに伴い、同局が提供する番組にも広告が付くようになった。
10日に行われたNHK会長の定例記者会見で、担当者は「ネットフリックスから詳しい説明を受けておらず、正式な説明を聞いた上で適切に対応したい」と話した。一方のネットフリックスは「パートナーとの各契約の詳細についてお話しできることはございません」とコメントを出した。
ネットフリックスの低価格プランは、これまで最安値だったベーシックの利用料(月額990円)より200円安く利用できる。NHKはネットフリックスに対し、番組を販売する形で提供している。

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