中国発の中華チェーン「楊国福マーラータン」のXアカウントが2024年11月12日、店の料理に「虫が混入していた」と伝えるTikTok投稿があったとして、弁護士や警察に連絡のうえ調査を進めていると明かした。ただ、声明文は現在までに削除されている。
楊国福は、唐辛子や花椒をはじめとするスパイシーなスープが特徴的な「マーラータン(麻辣湯)」の専門店だ。7000軒以上のグローバルチェーン展開をしているといい、東京では渋谷や池袋、銀座や吉祥寺など多様なエリアに出店している。
楊国福がXアカウントで公開したのは、「11月10日のTikTok投稿に関するご説明及び当社の衛生管理について」というメッセージ画像だ(現在は削除)。下記のように伝えた。
実際TikTokでは、発端の投稿を見つけることができなかったものの、検索欄に「楊國福」や「マーラータン」と入力すると、話題になった形跡か、予測候補に「幼虫」「ウジ虫」という単語が現れる。
楊国福は、X上の文書で「この報告を受けて、私たちは非常に驚き、重く受け止めております。現在、弁護士および警察に連絡し、調査を進めているところです」とし、次のとおり説明した。
続けて、「店内の衛生管理については、毎日徹底した清掃とチェックを行っており、常に写真や動画で記録を残しております。皆様のご監視とご指摘を歓迎いたします」ともいう。
また「今後の対応とお客様へのお願い」も記している。今回の事案を受けて「さらなる衛生管理の強化」を行うとともに、保健所の調査にも随時協力していくという。客に向けては次のように呼びかけた。
最後は「お客様の信頼を回復し、安心してご利用いただけるよう、引き続き努力してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます」と訴えた。
12日には、店の衛生管理をめぐる取り組みを公にもしている。スクリーンショット画像で、銀座店運営のグループチャットを披露。10月末の約1週間にわたる履歴では、食材や、清掃後とみられる調理場や店内などの写真が報告されている様子が読み取れる。投稿文には「皆様のご監視とご指摘を歓迎いたします」とある。