株式会社セブン-イレブン・ジャパンが２３日、都内でメディア向け発表会を開催。７月３０日からお弁当のリニューアルを実施することを発表した。
円安や原材料高により値上げが続くなか、同社は消費者の声に応えるべくさまざまな角度からお弁当をリニューアル。「定番メニュー」では５００円以下のワンコイン商品を強化。４００円以下（税別）のリーズナブル商品を「うれしい値」として幕の内弁当を３９８円で用意した。他にも「野菜を食べよう！」、「元気チャージ」と合計４つのコンセプトを掲げ商品開発を行った。
セブン-イレブン・ジャパン商品本部の廣畑絵梨氏は「内食や外食と比較しても現在は中食での弁当のニーズが増えている。我々もそこのニーズをしっかり捉えていきたい」と説明。実施時期についても「８月で夏休み時期にも入っていて、人流が増えるタイミングである」と説明した。
物価高と円安で消費者の節約志向は強まっており、コンビニ業界のトップをひた走るセブンですら低価格商品の品数を増やさなければ、競合に客を奪われかねないという危機感があるようだ。