【速報】毒薬の筋弛緩剤「ロクロニウム」を紛失 25mgの瓶1本が金庫からなくなる 致死量「1.5人分」前日の手術で未使用で返却も…大阪市立総合医療センター

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大阪市都島区にある「大阪市立総合医療センター」で「手術センター」の金庫で保管していた筋弛緩剤のロクロニウム1瓶(25mg)を紛失したと大阪市が発表しました。 市によりますと、紛失が判明したのは12日で、筋弛緩剤は手術の前日に、手術予定の患者ごとにケースでセットし、手術センターの金庫で保管することになっていたということです。 7月10日に筋弛緩剤の50mgを3瓶、25mgを1瓶の計4瓶を薬剤管理室の金庫に保管していましたが、その後、50mgの1瓶を使用していました。11日午後4時ごろ、使用した50mgの空き瓶1瓶と未使用の筋弛緩剤の瓶を入れたケースを金庫に返却していました。

しかし、12日午前10時ごろ、金庫のケース内を確認したところ、25mgの1瓶が返却されていないことが分かったということです。その後も院内を関係職員らで捜索したものの発見に至らなかったということです。 市は紛失の原因については正確にわかっていないということですが、医薬品の管理不備など複数の要因が重なっていると考えられるとしています。 また、ロクロニウムは毒薬に指定されていて25mgは大人1.5人分の致死量にあたるということです。 また。市は、盗難の可能性もあるとみて、大阪府警都島署に筋弛緩剤の紛失を報告したということです。

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