弁護士の橋下徹氏が3日、大阪・カンテレの情報番組「旬感LIVE とれたてっ!」に生出演。「観光地にゴミ箱は必要か、不要か」の討論コーナーで「不要」とフリップを掲げ、持論を展開した。
関西地区では京都や大阪などに外国人観光客がごった返すオーバーツーリズムが問題になっており、「ゴミ箱がない」と不満を漏らす外国人も多く、食べ歩きなどで「ないと困る」との切実な声もある一方、ゴミ箱を置くことでゴミがあふれ、景観を損ねるとの意見も。
番組100人アンケートでは「必要66人・不要34人」だったが、橋下氏は「議論が錯綜(さくそう)するとアレですが、行政(が用意)のゴミ箱は不要。税金での。民間の人が負担して管理できるんだったらいいけど、ほぼ無理。相当な数がないとゴミは吸収できない」と説明。米ニューヨーク、仏パリでは公共サービスとして公費で2~3万台を設置しているが「ゴミ箱はあるけど街がきれいかというと、かなり汚い」。その上で「僕はいろんな外国人に来てほしい派。でもマナーは国それぞれ。マナーを教えるのはほぼ不可能。であれば、厳罰派」と「ポイ捨てには超厳罰 ペナルティーを!」と手書きメッセージを掲げて、シンガポールのようなポイ捨て高額罰金制の導入を訴えた。
大阪・道頓堀などで見られる食べ歩きの容器のポイ捨てには「商店街のみなさんが責任を持って、それぞれの店に作ればいいが、行政が町中に出したら統制がきかなくなる。行政がやらなければ、ビジネスになる。民間の仕事にしてしまえばいい」。レギュラーのハイヒール・リンゴから「(料金)の100、200円の上乗せをして業者をやとったらいいということ?」と問われると「店が管理できないのであれば食べ歩きは禁止にしないといけない。ものを売った以上はゴミまで管理してもらうことを徹底してもらわないと」と回答した。