警察によりますと、30日午後3時ごろ、福岡市南区老司で「公園の草刈り中、施錠された門扉の奥に人骨と思われる頭部と腰の部分、衣服に包まれた下腿部(かたいぶ)がある」と、公園で草刈り中の作業員から110番通報がありました。現場は、公園に隣接する高校の敷地内で、普段は生徒が立ち入らない場所だということです。警察が駆けつけ、草や木の根がからんだ状態の人の骨を発見しました。幼い子どもではなく、性別は分かっていません。

骨は頭からひざの部分、腕の部分が見つかっていて、長袖の灰色系のスウェットを身につけていたとみられるということです。今のところ、身元を示すものは見つかっておらず、31日以降、周辺の捜索を進めるということです。明らかな骨折や、切断されたようなあとは確認されていないということです。警察は死後、時間がたっているとみています。作業員は、去年10月の草刈りの際にはなかったと話しているということです。警察はDNA型鑑定をして身元を確認するとともに、事件と事故の両面で調べることにしています。作業員が発見したのは正午ごろだったということで、学校側に人体模型ではないかなど確認をしていたということです。