群馬県前橋市の小川晶市長(42)が部下である市役所幹部の既婚男性X氏と繰り返しラブホテルを利用していた問題。ラブホテル利用について「仕事の打ち合わせや相談」のためだったと説明したところ紛糾。10月2日、市議らに対して再説明の場を設け、時間無制限での質疑応答に応える予定だ。
【写真】ドデカいタケノコを持って笑顔の小川市長、アイドル級のカレンダー、ラブホテルでの市長写真など
「小川市長は報道が出たその日に地元メディアを前に記者会見を行い、26日には議会に対して説明しました。しかし、その内容は事前に準備した文書を読み上げるにとどまり、質疑応答の時間もなし。説明責任を十分に果たしたとは言えず、批判も多かった。
そこで10月2日に、議会に対して再度説明の場を設けることになったわけですが、一部会派は辞職勧告をしており、荒れることが確実視されています」(市政関係者)
小川市長の「続投の意思は強い」(同前)というが、いま支援者らはどんな思いで事態を見守っているのだろうか。
小川市長の支援団体幹部の松村健助氏が話す。
「私は、小川市長が27歳の時からの付き合いだよ。初めて会った彼女はまだ弁護士で県議を目指していた。『弁護士をやっているなかで、法律を作る側になりたいという気持ちが強くなった』と言っていて、美人だししっかりした人間だなと感じたね。
今回の報道で小川市長は批判されているけど、私は彼女を信じているよ。9月28日朝に電話したら、『私は潔白だから、続投します』って言っていたし、翌29日にも19時頃に彼女に電話したら、21時頃に折り返しが来てね。改めて進退について聞いたら、『公約を実現するために続投します』って言っていた。9月30日も電話したんだけど、元気そうな声だったよ。でも『軽率な行動だったな』と怒ったら、『申し訳ないです』と謝罪していたね。でもその後は『私は潔白だから大丈夫』と。だから、彼女を信じるしかないんだよ」
なぜ、松村氏は長年にわたり小川市長を支援してきたのだろうか。
「ズバリ、彼女の魅力は顔だよ。ビジュアルがいい。だから受かったんだよ。でも、ビジュアルはさることながら、オーラもあるんだよね。人を引きつける力。『竹の子会』というのが毎年4月29日にあるんだけど、今年も参加してくれてね。みんなでうちの裏庭でタケノコを取ってお昼にそれを食べるんです。その時にも、彼女に挨拶を突然お願いしたんだけど、サッと気の利く事を喋ってくれてさ。何言ったか忘れちゃったけど、とにかくその場が盛り上がるんだよ、明るくなるというかさ。そういうのって大事だろ? とにかく政治家として必要な挨拶やスピーチが上手いのよ、それが彼女の魅力だね。ドデカいタケノコ持って笑顔をふりまく市長なんて、なかなかいないよ」
小川市長のビジュアルとオーラ、スピーチ力を絶賛する松村氏がさらに続ける。
「ビジュアルが良いのも彼女の人気の一つ。だって42才には見えないだろ。だからカレンダーなんかも作ったしね。市長でカレンダーなんてなかなかないでしょ。新年会では着物姿で挨拶してくれたり、かと思えばお祭りに法被着て参加したりね。
彼女は趣味はお祭りって言うくらい、お祭り騒ぎが好きなんだよ。人が好きなんだね。そういうところも市民目線で人気あるんじゃないのかな。周りのおじさんたちはメロメロなんだよ(笑)。こんな市長、これまでいなかったんだから」
メロメロなのは松村氏だけではないという。
「彼女が県議選に初当選した日に、2人の支援者がどちらが彼女を自宅に送るのかで、小競り合いが始まって大変だったんだよ。県議の四期目に当選した時は、80代の男性が率先して彼女を自宅まで送ったんだけどさ、みんな彼女を自宅に送りたがる。高齢者までメロメロにしちゃうんだから」
そしてこうも話している。
「でも、俺は他の人とは違って、娘のように思っているから、時には厳しくするんだよ。彼女に説教したこともあるんだけどさ、そうしたらポロッと涙を流したんだよ。でも、彼女は泣くけど、自分の芯は曲げない。
それとね、彼女から直接、誰かと交際しているとか、男関係は聞いたことない。彼女は仕事熱心で婚期を逃したんだよ。結婚適齢期の時期に政治家として多忙だったから、婚期を逃してしまったんだと思う。とにかく休みの日でも各方面に挨拶とか出ていたからね」
マスコミや政治関係者からの電話が鳴り止まないという松村氏。取材の最後に、こう締め括った。
「俺は彼女を信じているからさ。ただ、今回の密会のホテルが、我々が設立した小川市長の支援団体の事務所から直ぐの場所で、それには参ったよ。よりによってなんでここで?って感じでさ。
とにかく俺は信じているけど、この後も何か核心に迫る報道が出てしまうんじゃないかと戦々恐々としているよ」
支援者の期待に応えるためにも小川市長には説明責任を果たしてもらいたい。