職場で理不尽な目に遭ったとき、どう立ち向かうのが最善か。投稿を寄せた栃木県の40代女性(技能工・設備・交通・運輸/年収600万円)は、以前勤めていた会社での苦い経験を明かした。
当時、30代の男性係長のミスに気付いた女性は、顧客に関わる重要な内容だったため、上司に報告した。しかし、これが思わぬ事態を招くことに……。
「先輩は激怒し、話かけないなど子供じみた嫌がらせを受けました」
上司への報告を知った係長は、女性を逆恨みしたのだ。(文:長田コウ)

先輩のこのような態度は初めてのことではなかったようだ。
「この先輩、気に入らないと無視したり悪口を広めたり、仕事を回さないなどの係長とは思えない人柄で、少ない店舗の人員の(中略)誰かしらに無罪なのに制裁?をしているようでした」
係長という立場でありながら、「下に見ている相手」に対する振る舞いがあまりにも幼稚だったという。しかし、女性はこの逆境を意外な形で乗り越えた。
「そんな馬鹿げた先輩のおかげで私も反抗というか数日後に退職届を出しました。先輩も自分のせいと思われたくないらしく急に優しくなったのは面白かったですね」
女性が退職届を出した途端、係長の態度は一変した。自分のせいで部下が辞めたとなれば、社内での評価が下がると思ったのだろう。
結局、女性はこの会社を去ったが、係長のその後のキャリアについてこう書いている。
「先輩はあの後も順調に出世できるようなモラルの低い会社でした」
20年という月日が経っても、忘れられないほどの憤りを感じているようだ。理不尽な環境に耐え続けるのではなく、そこから離れることも自分を守るための一つの選択肢かもしれない。
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