40年ぶりとなる男性皇族の成年式が、9月6日に執り行われる。この日が19歳のお誕生日でもある秋篠宮家の長男・悠仁さまは朝から儀式に臨まれ、夜にはお身内による私的な祝宴が催される。先月、「週刊新潮」は小室圭さん・眞子さん夫妻が「赤ちゃん抱っこ姿」でショッピングモールで買い物をするなかつまじい様子をキャッチしたが、、二人は〈遠方であり幼い子もいる〉ことを理由に出席を見送ったという。さらに、いとこにあたる愛子さまもまた、地方ご訪問のためこの宴を欠席されるというのだ。
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【写真15枚】首がすわりきらない時期の赤ちゃんをそっと支えつつ…圭さんも嬉しそうな「ウインドーショッピング」の模様
悠仁さまは当日、モーニングコート姿で天皇陛下の使者から成年の冠を受け取られる「冠を賜うの儀」や、未成年の装束で成年の冠を被られる「加冠の儀」、そして燕尾服で両陛下にごあいさつする「朝見の儀」などに臨まれる。40年ぶりの慶事へ向け、お祝いムードは高まるばかり。が、そんな中、ある“異変”が生じていた。
「式の当日夜の祝宴は、18時半から帝国ホテルで催されます。私的行事の『内宴』という位置付けで、両陛下をはじめ上皇ご夫妻もお出ましになる。ところがこの場に、愛子さまは出席なさらないのです」(宮内庁担当記者)
というのも、
「愛子さまは翌7日、新潟県で開催される『防災推進国民大会2025』に臨席なさいます。そのため6日は儀式に参列後、祝宴にはお出にならず夕刻の上越新幹線で新潟に入られるのです」(同)
図らずも悠仁さまの儀式と「バッティング」してしまったわけだ。同大会への愛子さまのご臨席が発表されたのは8月22日。そのニュースが報じられると、ネット上では、
〈(話題を)全部敬宮様に持って行かれます〉
〈愛子さまが日程をお決めになったわけではないとは思いますが(略)わざわざその日に合わせるのはなあ……と、思います〉
〈何故前泊なのだろうね。愛子さまがお気の毒だ〉
〈宮内庁もなんとか言えばいいのに〉
といった、穏やかならざるコメントが並ぶに至ったのである。こうした“波紋”が生じてしまう背景には、2022年3月17日の「愛子さまの成年会見」と「悠仁さまのお茶の水女子大学附属中の卒業式」、また同年10月1日の「天皇皇后両陛下の栃木県への行幸啓」と「悠仁さまの伊勢神宮ご参拝」という、これまでの天皇家と皇嗣家の「両家バッティング」が少なからず影響しているという。
さる皇室ジャーナリストが振り返る。
「これらはいずれも侍従職と皇嗣職との連携不足が引き起こしたもので、つまりは役所の不手際でしかなかった。それでも外形的には、まるで天皇家と皇嗣家との間がギクシャクしているかのような印象を世間に与えてしまいました」
今回の「バッティング」に関して見てみると、成年式の日程が正式に公表されたのは今年2月末で、件の防災推進国民大会の開催地や日程は1年以上前に内々に示されていたという。
秋篠宮家の事情を知る関係者が明かす。
「今回のケースはこれまでとは異なり、宮内庁の手抜かりとまでは言い切れず、幹部らにも“問題だ”という認識はありません。ただし、そうはいっても“どうにか調整できなかったのか”との違和感は禁じ得ません。毎年のお誕生日に催される夕食会ではなく、一生に一度の成年式の祝宴に、いとこであられる内親王のお姿がないというのは、あまりにお寂しいことです」
例えば、先にご公務の予定をお決めになった愛子さまのご出発を、6日の夕刻ではなく7日早朝に切り替えるなどのアレンジも、また一案だったのではないだろうか。宮内庁に尋ねると、
「御内宴は、お身内の御私的な行事であることに鑑み、内親王殿下には、新潟県での公的な行事にお成りいただくこととしたものです」(報道室)
と、回答するのだった。
9月4日発売の「週刊新潮」では、小室圭さん・眞子さん夫妻の「欠席」を含めた悠仁さまの成年式にまつわる動きを、識者の見解と共に特集する。
「週刊新潮」2025年9月11日号 掲載