神戸市中央区のマンションで住人の会社員片山恵さん(24)が20日に刺され死亡した事件で、22日に殺人容疑で逮捕された谷本将志容疑者(35)は、3年前にも爛ートロック共連れ瓩能性を襲う事件を起こしていた。ところが、実刑とはならずに執行猶予付きの犲由の身瓩箸覆辰燭海箸如¬を占めて再犯に及んだ可能性が指摘されている。
あまりに不可解な事件だ。兵庫県警の調べに対し、谷本容疑者は片山さんについて「全く知らない人です」と話し「殺すつもりはなかった」という趣旨の供述をしている。捜査でも2人に接点はないとみられる。それなのに東京・新宿区在住の同容疑者は、神戸市に宿泊し、片山さんの勤務先から自宅までの約4キロを50分間尾行して刺しており、一方的に目を付けた可能性がある。
同容疑者は東京の勤務先から休みを取って、17日に神戸入り。片山さんの職場に近いホテルに宿泊。片山さんが20日午後6時半ごろに会社を出た直後あたりから尾行し、電車に同乗し、午後7時20分ごろにマンションに着いた際に後を追い、オートロックのドアを通過し、エレベーター内でナイフで襲った疑いがある。県警が複数の防犯カメラ映像をつなぐ「リレー方式」の捜査で分かった足取りだ。
同容疑者は犯行当日もホテルに宿泊予定だったが、犯行直後に新幹線で東京に戻った。22日に東京・奥多摩町で逮捕された。
同容疑者は過去に神戸市で傷害事件を起こしていた。2022年5月、神戸市中央区のマンションに侵入して当時23歳の女性の首を絞めたとして、殺人未遂の疑いで逮捕された。女性が軽傷だったのに加え「殺すつもりはなかった」と主張し、殺意がなかったとして、傷害罪、ストーカー規制法違反の罪で起訴された。神戸地裁が同年9月、執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。
判決文によると、路上で見かけて一方的に好意を抱いた女性に対し約5か月間、路上でつきまとうなどストーカー行為を繰り返した。犯行当日、マンション前で待ち伏せし、女性が帰宅したところオートロック玄関を女性の後に続きすり抜け、さらに女性が自宅ドアを開けた際に室内に押し入った。
精神医療関係者は「谷本容疑者は女性の首を絞めた後、1時間にわたり女性に好意を伝え『警察に言わないで』と言って立ち去ったそう。翌日またマンション近くにいたため緊急逮捕された。ストーカーして、首を絞め、告白したのに執行猶予判決となったことは、容疑者にとって想定以上のラッキーだったわけで、価値を感じる記憶の回路が形成されたのかもしれません」と指摘する。
同容疑者は東京に住む前には神戸市内に住んでいた。ストーカー気質で、神戸市に土地勘があり、3年前の事件に味を占めて同様の犯行に及んだのか。
「前回の犯行をなぞり、好みの女性を見つけてストーカーし、暴行しようとしたとみられます。2022年の判決で『再犯が強く危惧される』と指摘された性格からすると、前回より暴行度合いを高める犯行に及ぼうとしたのかもしれません」(同)
今回、ナイフを所持していたのは、脅して言いなりにさせるためか、それとも最初から刺すことが目的だったのか。動機や計画性の有無の解明が待たれる。