大阪・関西万博できのう夜、地下鉄の運転見合わせにより、多くの帰宅困難者が出たことについて、博覧会協会が会見を開き、「大変心苦しい」と話しました。万博会場から中継です。
混乱から一夜明け、万博会場は日常の賑わいを取り戻しています。
万博会場に繋がる唯一の鉄道・大阪メトロ中央線で、きのう午後9時半ごろ、電車への電力供給が止まり、一部区間で午前5時半前まで運転取りやめが続きました。
多くの来場者が帰宅困難となり、夢洲駅がごった返したため、万博会場は帰宅困難者の待機場所として開放。しかし、暑い屋外で待ち続ける人からは疲労の様子が見られました。
来場客(8)「寝たい…眠たい…」女の子の母親「キツイですね、想定外でした。途中でドイツ館の人がグミを配布してくれた」
一方、博覧会協会は、けさ、会見を開き、パビリオンなどへの協力要請や水の配給など、災害マニュアルに準じて、ある程度きちんと対応できたとした一方…
博覧会協会 高科淳副事務総長「多くの方々が大変な思いをされたことは、大変心苦しく感じている。しっかり検証して、改善すべきところは改善する」
消防によりますと、来場客ら36人が病院に搬送されましたが、いずれも熱中症の疑いで軽症だということです。
きょうの万博は通常より30分遅く、午前9時半に開場しています。