日本維新の会会派の男性京都市議と女性京都市議の間に不倫トラブルが生じ、互いの配偶者や関係者を交えた協議の場が設けられていたことが、「週刊文春」の取材でわかった。その協議の場に提出された不倫の経緯を綴ったとされる文書を入手した。
【写真】京都市議による不倫トラブル発覚のきっかけとなった地下駐車場
御池通りにある京都市役所 時事通信社
京都市議会では、日本維新の会共同代表の前原誠司氏が主導する形で、維新と地域政党・京都党などが合同会派を組んでいる。

「維新会派の市議らを巡って、今年3月以降、京都市議会に隣接した地下ショッピング街『ゼスト御池』の地下駐車場の不適切利用が相次いで明らかになりました。一般であれば料金は30分300円。一方、市議には無料でこの駐車場のゲートを通行できる『通行券』が配られ、公務の時に限って、事前に登録した車をゼスト御池に駐車できることになっていました。ただ、用件の内容や、登録車かどうかを自動でチェックする仕組みはない。そのため、市議の間で買い物などの私用で車を停めてしまうなど、不適切利用が横行していたのです」(地元記者)
だが、事態はこれで終わらなかった。
「駐車場の使い方が点検された結果、あらぬ“オマケ”が続々と発覚しているんです。それが、駐車場に車を停めていた市議らの男女問題。いずれも維新と地域政党・京都党の合同会派のメンバーです。もうすでに3組が“めくれた”うえ、あろうことか、官能小説ばりの不倫経緯書まで飛び交っています」(市議会関係者)
「週刊文春」は、A4で4枚に及ぶ不倫経緯書を入手した。それによれば、作成者は維新会派の女性市議で、同じく維新会派の男性市議との《不貞行為の詳細》が記されている。文書の冒頭には以下のようなやり取りがあった。
女性市議《もう結婚して子供もできたから、旦那以外の人と寝ることもないし(略)》
男性市議《しばらくの沈黙のあと 「僕じゃだめですか?」》
ここからは、さらに生々しい描写が続いていくのだ。
俄かには信じ難い不倫トラブルだが、事情を知る党関係者が証言する。
「この関係が発覚した時、知人を交えた両夫妻の話し合いの場が設けられた。その協議の場に、女性市議夫妻が自ら不倫経緯書を持参したと聞きました」
では、当事者たちはどう答えるのか。書面などで事実関係の確認を求めたところ、女性市議は夫を通じ、「流言蜚語」とし、文書の内容について否定。一方、男性市議からは期限までに回答はなかった。
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現在配信中の「週刊文春 電子版」では、男性市議と女性市議の実名のほか、官能小説ばりの不倫経緯書の詳細、男性市議が抱えていた別の不倫問題や、同じ会派の別の女性市議に浮上した男性問題など、維新会派の「乱倫すぎる京都市議会」の内情について詳細にレポートしている。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 電子版オリジナル)