香川県高松市は今月14日に市内の飲食店を利用したグループのうち12人に発熱や下痢などの症状があり、カンピロバクターによる食中毒と断定、この店を今月25日から3日間の営業停止処分にしました。
高松市保健所によりますと、今月14日に高松市御坊町の「鮨司割烹 豊しま」で食事をした18歳から30歳の47人のグループの勤務先から19日になって「複数人が体調を崩している」との連絡がありました。保健所で調べたところ、グループのうち、12人に発熱、倦怠感、下痢などの症状があることがわかり、6人の便からカンピロバクターが検出されました。
保健所ではこの店の食事が原因のカンピロバクターによる食中毒と断定し、店を今月25日から27日まで3日間の営業停止処分にしました。カンピロバクターはニワトリやウシなどの腸管内にいる細菌で少ない菌数でも食中毒を起こし、熱に弱いとされています。
高松市では昨年を上回るペースで食中毒が発生していて、注意を呼びかけています。