札幌の北海道大学構内で、国内ではこれまで生育が確認されていない猛毒植物「バイカルハナウド」とみられる植物が発見されました。北大の教員らが植物を刈り取り調査を進めています。北海道大学の構内で見つかったのは、世界で最も危険な植物の1つとして知られる「ジャイアント・ホグウィード」、和名では「バイカルハナウド」とみられる植物です。北大によりますと6月24日、「構内に10株以上生育している」と外部から情報提供がありました。
環境省によりますと、「バイカルハナウド」は西アジア原産のセリ科の植物で、国内ではこれまで生育が確認されていません。樹液が皮膚に付着したまま太陽の光に当たると、深刻な皮膚炎などを引き起こすおそれがあるということです。北大では周辺の立ち入りを制限していて、25日午後に教員らが植物を刈り取ったということです。現在この植物が「バイカルハナウド」かどうか調査を進めています。