北九州市の小学校で、水泳の授業のあと児童が湿疹などを訴えた問題です。水質検査のため市立のすべての小中学校で中止されていた水泳の授業が、30日から順次再開されました。北九州市八幡東区の花尾小学校では30日午前、1週間ぶりに水泳の授業が再開されました。授業には5年生111人が参加し、クロールの練習をしたり、プールに沈めたおもちゃを探す「宝探し」に挑戦したりしました。
■児童「暑い中、涼しくて楽しかったです。」「冷たくて気持ちよかったです。プールができないと聞いて残念だったけれど、再開されてうれしかったし、楽しかったです。」
北九州市では23日、小倉南区の高蔵小学校で、水泳の授業を受けた児童25人が手の湿疹やしびれ、腹痛を訴えました。市の教育委員会は調査の結果、水質に異常はなく、湿疹はプールサイドに敷いているプラスチックタイルに手をついた際の「圧迫痕」の可能性があると発表しました。教育委員会では、市内150の小中学校のプール授業を中止し、水質検査を行っていましたが、これまでに130校で水質に異常がないことを確認し、30日から順次、再開しました。■花尾小学校・松山修司 校長「今後も水質管理等はしっかり見ていきます。あわせて、子どもたちの体調面であったり、プールの環境等も含めて、しっかり安全にできるようにやっていきます。」
一方、高蔵小学校については問題が起きたプールは使わず、学校外のプールで授業を行うことにしています。