大阪市内にある店舗兼共同住宅などを所有する法人の代表取締役になりすまして、去年2月下旬~3月上旬の間、40代男性らに対して、計14億5000万円で物件を売却する売買契約を締結し、だまし取ったとして、大阪府東大阪市の会社役員の52歳の男が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、大阪府東大阪市に住む会社役員の福田裕容疑者(52)です。 警察によりますと、福田容疑者は去年2月下旬~3月上旬の間、大阪市中央区内にある店舗兼共同住宅3軒について、所有する不動産賃貸業を目的とする法人の代表取締役になりすまし、40代男性らに対して、売買契約を締結し、計14億5000万円をだまし取った疑いがもたれています。
福田容疑者と職業不詳で住居不定の粂陵平容疑者(24)らは物件を所有する法人登記について、去年1月下旬に粂容疑者が代表取締役に選任されたとする虚偽の臨時株主総会の議事録などを提出し、虚偽の内容で登記申請を行った有印私文書偽造・同行使などの疑いでも今年5月に逮捕されていました。 去年2月、会社法人代表の70代女性が、登記事項を確認した際に、登記簿から自身が代表から外れていて粂容疑者になっていることに気づいたことから、事件が発覚したということです。