備蓄米の流通が本格化する中、イオン北海道ではアメリカ・カリフォルニア産の「カルローズ米」の販売がはじまりました。どんなおコメなのでしょうか。(店員)「いらっしゃいませ~。本日から発売のカルローズ米ご試食中で~す」札幌・清田区のイオン平岡店では、午前8時から、アメリカ・カリフォルニア産の「カルローズ米」が試食販売されました。

備蓄米のような行列とはなりませんでしたが、目新しいコメを早速買う人もいました。(購入した客)「うん、うまい!(国産米との違いは)なんもわからん」(購入した客)「こんなにおいしくなかったです、昔は。ピラフとか炊き込みご飯に使おうかなと」(購入した客)「粘りっ気がないかな」6月12日にこの店で用意されたカルローズ米は、500袋で4キロ2678円。北海道内の「イオン」や「マックスバリュ」などあわせて183店舗で、6月12日から順次販売が始まりました。米粒を見てみると、普段食べている道産米よりも細長い中粒米です。気になるのはその味です。記者も試食させてもらうと…(藤得記者)「見た目やにおいは、国産米とほとんど違いがわかりません。あっさりした味わいでとてもおいしいです」道産米よりも軽い食感で、リゾットやピラフ、チャーハンなどにもオススメだということです。(イオン北海道 小寺博之 営業本部長)「国産米、道産米を主として売りながら、お客様の好みで選んでいただければ」輸入米といえば、30年ほど前にも注目されたことがありました。コメの記録的な不作で、タイ米やカリフォルニア米などの輸入米が店頭に並び、買い求める客の姿が見られました。当時輸入米は珍しく、食べ比べの試食会なども開かれました。新たなコメの選択肢として注目が集まる輸入米。アメリカ以外に台湾などからも輸入されていて、民間企業が2025年4月に輸入した量はおよそ6800トンで、2024年1年間の総輸入量のおよそ7倍となっています。コメの価格高騰が続く中、輸入米が新たな主食の選択肢となるのか、注目されます。