4月8日、静岡県島田市の総合医療センターで女性看護師に暴行し、ケガをさせた傷害容疑で、現行犯逮捕された女優・広末涼子容疑者(44)。広末容疑者は逮捕後、取り調べを受けていた。
【写真】「見るも無惨な姿に……」事故現場の黒いジープ。かつて目撃された、バック駐車する広末涼子容疑者なども
「当初は取り調べにも応じず、暴れるなどしていたということですが、その後留置場では落ち着いた様子で過ごしていたようだ。翌9日14時過ぎに送検され、今後、薬物検査などが実施されると見られている」(全国紙社会部記者)
逮捕直前、掛川市の新東名高速道路上り車線、掛川パーキングエリア(PA)近くのトンネル内で広末容疑者が追突事故を起こしていたことが報じられている。NEWSポストセブンの取材で、今回の事故は、奈良県で行なわれた主演映画の撮影の帰り道で起きたものであることがわかった。
「来年公開予定の光石冨士朗監督による映画『おんおくり』のヒロイン役に抜擢された広末さんは、4月頭から数日間、奈良県内でロケに参加していました。
彼女は2023年に報じられた鳥羽周作シェフとの不倫騒動をきっかけに、当時の事務所から無期限謹慎処分を受けていました。女優としてドラマや映画の舞台から遠ざかっていた彼女にとって、この作品が映画作品への本格的な復帰作となる予定でした。ベテラン女優から若手女優まで本格的なキャスティングです」(映画関係者)
撮影はラジオ局や病院、複合施設などで行なわれ、エキストラも多数参加していた。前出・映画関係者は広末のロケでの様子についてこう語る。
「撮影の段階で広末さんに感情の起伏があって、現場でたびたびトラブルが生じていたようです。台本は事前に渡されていたのですが、広末さんと監督やスタッフが何度も言い合いになっていて、その度に撮影が中断していました」
同作品に参加していたエキストラの一人もこう語る。
「カットが入るたびに、広末さんが監督らと何か言い合っている声がエキストラの待機場所まで響いてきました。私たちも“なんか揉めてるね”と話していましたが……時折大きな罵声に聞こえるような声もありました。こうした時間が長引き、最終的にはロケ場所の時間の都合で、中途半端なかたちで撮影が終わりました」
奈良県内在住で撮影に協力したボランティアはこう明かす。
「4月4日は奈良県の吉野町に来て撮影をしていました。『おんおくり』は医療系の公的機関も撮影を支援しており、白血病の治療なども関係しているので喜んで協力していましたが、撮影現場でも彼女の言動がどこかおかしいな、と話をしていました。
映画撮影が中断したことについて、公的機関の関係者は『(自分たちの事業を)周知するのにいい機会だったのに』と落胆していました」
広末は今回の逮捕を受けて公式サイトで謝罪コメントを更新し、当面の芸能活動自粛を発表した。復帰に向けて動く最中、さまざまな方面にもその影響が及んでいる。