元タレントの中居正広氏の性暴力に端を発するフジテレビの問題を巡り、系列局の関西テレビの大多亮社長が4日、辞意を表明した。性暴力があった2023年6月当時、フジ専務だった大多氏は「本日付で関西テレビの取締役を辞任しました。私としてはこれ以上、社長職を続けることは不適切」と頭を下げた。
会見では被害女性に対する謝罪を繰り返した。また系列局の関西テレビにも大きな影響が及んでいることも弁明。フジテレビの企業風土については「私が主催した会食においては別物だと思っていますが、報告書の中でやはり不快な思いをしたと、そうだとすれば私の認識が甘かった、時代からずれていたというふうな思いですね。その指摘が、そう感じた方がいるなら申し訳ない」と険しい表情を浮かべた。
中居氏に対する怒りを問われると「1回目の会見でも聞かれて『そう取っていただいて結構です』と答えましたが、もう今となっては。これは適切かどうか分からないですけど、コメントもないです」と言うしかなかった。