義両親とのコミュニケーションに悩みを抱える人は少なくないでしょう。特に「自分の名前を義両親から呼び捨てにされる」というケースに関しては、さまざまな意見があるようです。
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義両親からの呼ばれ方で一般的なのは、名前に「~さん」や「~ちゃん」といった敬称を付ける方法。しかしなかには、「最初はちゃん付けだったのに、慣れてきたら呼び捨てにされるようになった」「付き合ってた時はさん付けで呼ばれてたけど、結婚したら『もう家族だから』って言われて呼び捨てになった」というパターンも存在します。
ネット上では多くの人が義両親からの呼び捨てには怒りを覚えているようで、「正直これはキツイ」「どんなに仲が良くても、呼び捨てにされるのは絶対に嫌だ」「実の親子でもないのに、失礼じゃない?」など抵抗感を示す意見が。
特に女性側にとっては呼び捨てにされることで、義両親との間で主従関係を求められているような感覚になったり、支配下に置かれた印象を受けたりすることもあるようです。
義両親が呼び捨てにしてくる際の理由としてよく挙がるのが、「実の娘だと思っているから」というもの。しかしこれに対しても「こっちは実の親だと思えないんだから、一方的に押し付けてこないで」「実の娘じゃなくて、よそ様の大切な娘さんとして扱ってほしい」などの声が続出しました。
なお結婚後に名前の呼び方が呼び捨てに変わったケースに関しては、「“嫁をもらった”みたいな古い考えが残ってるのでは」と、価値観の違いを推察する意見もあります。
このように義両親からの呼び捨てを快く思わない人が多い一方で、「呼び捨てでも別に気にならないかな」「大事なのは呼び方よりも普段の態度でしょ」という層も一定数は存在。また「義両親側は距離を縮めようとしているだけかも」など、相手側の視点から理由を推測した声も見られました。
義両親からの呼ばれ方をきっかけに発生するいざこざは、決してめずらしいことではないよう。心地の良いコミュニケーションには、それぞれの関係性に合わせた工夫と双方の歩み寄りが必要なのかもしれません。