7日、参議院予算委員会にて、立憲民主党の杉尾秀哉議員が村上総務大臣の“全国400の市で済む”という持論について追及した。
【映像】村上大臣が国会で語った“全国400市”の真意
杉尾議員に“全国400の市で済む”という持論の真意を聞かれた村上大臣は「この問題意識の根底には『次の世代のために今は何をなすべきか』という意識があった。つい最近、名古屋の市営バスの運転手が『2024年問題』で集まらなかったというトラブルがあった。私自身の問題意識は、50、60年先の話ではあるが『今の1700の市町村が人口が半分以下に減った時に今のシステムが果たして維持できるか』と『それを今から考えていかなければ間に合わないのでは』ということで、私の個人的見解ということで申し上げた」と説明した。
これに対し杉尾議員は「全面的に賛同はしないが問題意識はわかる。縮小社会のプランを今から考え始めないともう間に合わない時期になってきている。だって、明治時代に、下手したら江戸時代に戻るんですよ、この日本が。総理、どうお考えですか?」と投げかけた。
これに石破総理は「人口はしばらく減少する。それに見合った国土のあり方というのを考えていかねばならんのであって、江戸時代に戻るかどうかは別として、人口減少というものを前提とした社会設計、国土づくりを考えていかねばならないというのは指摘の通りだ」と答えた。
杉尾議員は「残念ですね。もっと本当に真正面から取り組まないと、本当にこの国、もう間に合わないですよ」と述べた。(ABEMA NEWS)