旧安倍派の不記載問題をめぐり、自民党の高鳥修一元衆院議員が14日、国会内で会見し、立憲民主党の野田代表を刑事告訴したと明らかにした。
2024年10月の衆院選の際、新潟5区に立候補した高鳥氏の対立候補の応援に訪れた野田代表が、「ご当地のライバルは裏金を作った人ですよね。脱税の疑いがある」などと演説したという。
旧安倍派に所属していた高鳥氏は、パーティ券収入の不記載問題で批判を受け、2024年の衆院選で比例代表との重複立候補を認められず、落選していた。
高鳥氏は野田代表の演説が名誉棄損や公職選挙法違反にあたるとして、地元の警察署に告訴状を提出した。
会見で高鳥氏は、「何の根拠もない、邪推に基づくものであって、全く正当化の余地のない誹謗中傷」だと批判した。
さらに、「今後もこういうことが続くと、選挙の公平性が保てない。捜査の上、厳重に処罰されることを望む」と述べた。