埼玉県八潮市の道路陥没事故で、下水道管の中に取り残されているとみられる男性運転手を救出するため、県は下水道管の水をう回させる新たなバイパス工事の準備を始めました。
八潮市の道路陥没事故をめぐり、埼玉県はきのう、下水道管の中で発見されたトラックの運転席部分に男性運転手(74)が取り残されている可能性があることを明らかにしました。
運転席部分を捜索するためには、下水道管から水を排出する必要があることから、県は水をう回させる新たなバイパス工事の準備に取りかかりました。工事はおよそ3か月かかる見通しです。
一方、先週から行っている下水道管から地上に管を通し、水をう回させる作業に一定の効果があったことから、県は12の市と町のおよそ120万人に呼びかけていた下水道使用の自粛要請をきょう正午に解除しました。