神奈川県相模原市で2024年に起きた両親殺害事件で、4日初公判が開かれ、被告で16歳の少年は起訴内容を一部否認しました。
16歳の少年は2024年2月、相模原市の自宅マンションで父親と母親の首を刃物で複数回突き刺し殺害した罪などに問われています。
3日、横浜地裁で開かれた裁判員裁判の初公判で、少年は「母の殺害に関しては母に殺してと頼まれたので殺害しました」と述べ、起訴内容を一部否認しました。
検察側は冒頭陳述で「父親の殺害後、帰宅した母親が通報しようとしたのを阻止するため刃物で殺害した」と指摘しました。
一方、弁護側は「母親の殺害については嘱託殺人が成立する」としたうえで、「両親の殺害という重大な罪に向き合い更生するには心のケアが必要」と述べ、保護処分を求めました。