18日午前11時半頃、岩手県北上市の夏油高原スキー場で、スキーをしていた米国人男性1人が雪に埋もれたと110番があった。
県警や地元消防などが午後から捜索し、通報から約4時間後に男性を発見した。男性は心肺停止の状態で市内の病院に搬送され、まもなく死亡が確認された。
県警北上署によると、スキーに訪れていたのは男性4人と女性5人の米国人グループ計9人で、事故当時はそのうち男性3人組でスキーをしていたという。
同署やスキー場関係者によると、男性は「第2ゴンドラ」降り口から東に約500メートルの滑走禁止エリアで発見されたという。同署は、男性が整備されていないコース外の雪山を滑る「バックカントリースキー」で雪崩に巻き込まれた可能性もあるとみて、詳しい事故原因を調べている。
当時の天候は視界がふさがれるほどの吹雪で、前日夜から雪崩の恐れがあったという。