岐阜県海津市の精神科病院「養南病院」で去年10月男性看護師が女性患者に暴行を加えたことを病院側が把握していたにも関わらず県に報告していなかったことがわかりました。
養南病院によりますと、去年10月男性看護師が女性患者が何度も同じことを繰り返すことに腹を立て、押し倒して首をつかむなどの暴行を加えました。
病院はその日のうちに暴行を把握しましたが岐阜県へ通報をしておらず、県に匿名の通報があったことから去年11月、県が立ち入り検査を行ったということです。
去年4月に改正された精神保健福祉法では精神科病院で虐待だと思われる事案を発見した場合、都道府県への通報が義務付けられています。
病院は取材に「再発防止に向けて職員への声かけを徹底していく」とコメントしています。