「怖すぎる」「気持ち悪い」――。登下校中の児童を後ろから撮影した「中国語」の動画がSNSで拡散し、撮影者の行為を危険視する声が相次いだ。動画は山形県米沢市などで撮影されたとみられ、米沢市は2024年12月2日、登下校中の児童を見守るパトロールを行うとXで発表した。
SNSで拡散した動画は、ランドセルを背負った2人の児童などを後ろから撮影した映像に合わせて、中国語で話しているというものだ。また、女児を後ろから追跡している様子も映っている。動画は県内の複数の自治体で撮影されたとみられ、米沢市もそのひとつだ。SNSでは、撮影者を危険視する声が相次いだ。
こういった声を受け、米沢市の公式Xアカウントは12月2日、「本市児童を撮影したと思われる動画が現在Xで拡散されております」と報告し、「本市では、警察・教育委員会・学校が協力しパトロールを実施します。皆様が安全・安心に暮らせる街とすべく引き続き対応いたします。市民の皆様も、児童の登下校時の見守りをよろしくお願いいたします」と発表した。
米沢市魅力推進課の担当者は3日、J-CASTニュースの取材に対し、20件以上の問い合わせが同市に寄せられたと説明。また、山形県にも問い合わせがあったという。今回のような事例は、「過去10年までは分からないが、ここ3、4年で似たような事例はない」と話している。