北海道内の私立学校2校で、一方的な悪口を言われた生徒が長期間の不登校になるなど、いじめによる重大事態が発生していたことが明らかになりました。いじめによる重大事態が発生したのは、道内の私立学校2校です。道によりますと、このうち1校は私立高校で、同級生2人から一方的な悪口を言われるなどした1年生の女子生徒が、深刻な体調不良のため不登校になったということです。知事の付属機関である「北海道いじめ調査委員会」は2023年、2校から提出された調査報告書を審議し「いじめの初期対応が不十分だった」などと指摘しました。一方で、学校がいじめを認め事実が解明されているとして「再調査の必要はない」と結論付けています。